2010年10月30日土曜日

こんなはずではなかったのに・・・。

早いもので明日で10月も終わりです。ハービー・山口、ヨーガン・シャドバーグ写真展も中盤を迎えるわけです。いつも感じるのですが、ひとつの展示会に要した準備・検討期間は、会期の長さにはあまり関係ありません。たとえ、1週間の会期(これまでそんな短いものはありませんが)であっても2カ月の会期であっても、する内容はほとんど同じです。


ですから、会期が短いと次から次へと準備を進める感じになってしまいがちです。決して手抜きをすることは無いのですが、正直どこかで締め切りがあるからこれぐらいでとか思いそうになります。今までのところ、アマチュアの方に対してもギャラリー主催の展示会への参加にしていますから、はい、箱はこれですよ、後は所定の規約に従ってしてもらえれば良いですよといったことはありません。

例えば、Sha-gakuのように複数の方々が参加し、展示・発表をする場合は、それぞれの展示作品やポートフォリオ制作を始め、額装といったこまごまとしたことまでサポートしながら行っています。これがなかなか大変だと思われますけど、僕自身はすごく楽しんでしているのが本当のところです。

会期が短くても、使用する壁面が少なくても、作品を表現し、それを個人としてテーマ性ある発表まで持っていくことは、非常に大変なことです。ここで、注意しなければいけないのは、「個人として」という点です。よく見られるグループ展等は、先ず大きなテーマのようなものが掲げられます。グループの各人はそれに沿った作品を選択し、周りの人たちの作品を気にしつつ、トータルとしてのバランスを取ることが普通です。

一方、個人として行うことは、その全ての裁量は個人に委ねられると言うことです。したがって、Sha-gakuのように一見グループ展として成立しているような展示会であっても、まるで違う方向性や作風が出てきて当たり前ですから、そもそも統一感なんてものがあるわけがないのです。その辺りは、主催として少し怖い面でもあるのですが(Sha-gakuは基本審査もありませんし)、逆にワクワクしている部分もあります(Mっ気はありません)。

だからこそ、ひとりひとりが現在の自分が表現出来るように、サポートするわけですね。

さて、来年予定のSha-gaku vol.2は、皆さんの参加無しでは開催出来ません。

今からでも遅くはありませんので、いつかは展示してみたいですと思っている人は、参加し、その感覚や実際を体験することをお勧めします。具体的な目標無しで、自然にそうなったなんてことは、先ず無いと言っても良いですからね。

案内はこちらからです。


あぁ、結局宣伝になってしまいました。あぁ・・・・・・・。

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