2010年10月28日木曜日

星野仙一氏が楽天新監督になること

プロ野球楽天球団の新監督が星野仙一氏(63)に決まりました。仙台ではそのタイミングに合わせて、号外も発行されたようです。昨夜の何回目かの就任記者会見で、「東北を熱くする」と話している姿は、やはり全国区の知名度とこれまでの実績も兼ね備えていることを横に置いても、地元を意識する以上の熱さを感じました。


人はその性格が表に現れるタイプとそうでないタイプがありますが、星野氏はまぎれも無く前者です。そういった点では、実際のところは分かりませんが、野村監督とは正反対のような印象を受けます。さて、今シーズン最下位に終わった楽天が来期、星野監督の下でどれほどの成長をし、多くのファンにその姿を見せてくれるかです。

プロであり、しかも勝負の世界は見た目上下がはっきりとしますから、単純に強い姿を見せればお客さんはそれなりについてくるでしょう。そうして、一過性であれ何であれ、熱いモノを持ってくれるかもしれません。ここで言うお客さんとは普通にテレビ画面上で野球観戦をしたり、ほんとに年1回とか機会がなければ実際に球場まで足を運ばない人を言います。何度でも繰り返し球場に足を運び、生のプレーや選手に触れることを楽しみとし、自分自身が応援という形で参加しているようなファンではありません。もちろんファンの方々は、今でもすでに熱いのだと思います。

東北人は口が重いと良く言われるように、言葉数少なく、自分自身を表現することが苦手のように思われています。実際のところ当たっている部分は多く、我が我がと主張することをあまり良しとしないようです。人との付き合いの中で、他人に尊敬を抱き、自分にも謙虚であることは素晴らしいことで、それがあるからこそ苦労することもしていけるとも言え、そんな時にはほとんど損得なんか考えない場合の方が多いように思います。

そして、そんな時、人はとても熱い状態だと言えます。人がそうしたいとかああなりたいと願うことと、そうするとかああなると決め、行動として起こすことには、とてつもなく大きな壁があります。壁を乗り越える言葉として当てはめると、情熱ですかね。

僕は星野氏が言った「東北を熱くする」という言葉には、地元へのリップサービスだけでは無い、もっと大きなものを感じます。

来季はグラウンドに行ってみようかなと思います。

地元にあるからこそすぐに出来ること、そしてそれが熱くなれる一歩なのですから。

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