2014年4月30日水曜日

三分の一

雨が降ったり、止んだりと、

いずれ、陽が射す日が来るのだろうが、
じっとしたまま待てば良いのだろうか。

今日で2014年の三分の一が終わります、
ずるずると時間だけが過ぎていくのだけは避けないと。

前のめりになりながら。



新企画“No Plan””Colorful””Natural Woman vol.2” 募集中!!


皆様の参加を心からお持ちしています。



Workshop & Review weeks Ⅱ
2014412日(土)- 56日(火)                                       
13001900、 4/295/5,6を除く月曜日、火曜日休廊
ギャラリー所蔵品、写真集、図録閲覧については、入場無料


2014年4月29日火曜日

祝日の朝

今日は開いています。

祝日の朝、道行く人は普段とは違い、足取りもややゆったりとしている感じに見えます。曇り空の下、少し肌寒さを感じますし、天候も徐々に崩れていく気配ですが、ギャラリーは通常営業です。

それほど大きな変化もない毎日に退屈し、目の前にある一過的な楽しみに興じるのも悪くはないけど、ただその繰り返しをしていただけでは、時間や労力を単純に消費するだけになってしまいます。

そんなことを気付かせてくれるのも、アートが持つ力なんだろうと思います。

お時間があれば、是非お越し下さい。




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Workshop & Review weeks Ⅱ
2014412日(土)- 56日(火)                                       
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2014年4月28日月曜日

きっかけぐらいはね。

企画参加者大募集中です。

ゴールデンウィークに突入し、どこかへ出かける予定を立てている方もいらっしゃると思います。そんなこと考えている場合じゃないよというのも分かりますが、是非とも自身の作品を発表する機会を持っていただければと思っています。

ギャラリーというものは、コンビニやスーパーと違い、明日突然無くなったとしても、全然困らないだろうし、おそらくは、ここに何があったのかぐらいの存在であり、また、生活に余裕がない限り、関心を持たれないものだと思っています。

また、作品制作し、自己表現しようとする人たちは、趣味の中で行うこと以上のモチベーションが必要になってきますから、普通の人でありながらも、稀な存在なのです。ましてや、写真は誰でも手に入れることが出来ますし、昨今のカメラは高機能、高性能ですから、案外キレイに撮れるものです。その為、それだけで充分満足してしまうのかもしれません。

それにも増して、自分の想うことや伝えたいことを、きちんと形にすることは難しく(またはそう思われている)、面倒で、お金がかかるものとの認識が一般にはありますから、余程のことでない限り手を出そうとしない、というのが現状です。
まるで、二重苦、三重苦のような話だな。

他のギャラリーのことは分かりませんが、僕が今ここで行っていることは、少しでも発表に関心のある方やいつか自分の作品をまとめてみたいと考えている方に、そのきっかけを与え、その人自身をサポートし、そんな繋がりが増えることで、地域として発信していけないかということです。写真を通してね。

だいぶ大げさで、夢のような話だと思われるかもしれませんが、誰かがそんなことをやってみたっていいのではと思っていますし、もしかしたら、そのきっかけぐらいは出来るかもしれません。

そう、きっかけぐらいはね。




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2014年4月27日日曜日

曖昧な価値

一般的に価値はお金に繋がっていることが普通で、高価であることが価値の判断基準にもなっているし、安いからと言ってそれ相応以上のものがあれば、それはそれで価値があるとされています。

また、価値観は人それぞれ固有のもので、なおかつそこから得られる満足感も皆違っています。それは、客観的評価から生まれている価値と個人のそれとは明らかに違っているからですね。興味の対象であるかないか、今得たいと思っているかどうかでも違ってくるだろうし、したがって、たとえ同じものであったとしても、いつ何時そこに触れるかによって、価値は変化するわけです。

そもそも、人は生まれたその時から変わらぬ価値観を持っているわけはなく、経験や環境、社会の状況により、徐々に自分なりのものになってきます。ですので、その間に受ける世間一般に認められた価値観の影響は拭えないものでもあるのですね。

だからと言って、自分が持つ価値観を世の中のそれと照らし合わせ、単純に是非を判断する必要もなく、ましてや自分の中で変化していくそれらに恐れることもないのだろうと思います。それほど、曖昧なものですからね。

たぶん、それは自分が今ここに或るのは、ってことになってくるのだろうけど・・・。

言えるのは、与えられる、受け入れることの心地よさや満足感を得たいだけでは、
見えてこないものなんだろうなということ。




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2014年4月26日土曜日

大切な要素

朝から暖かいですね。

今日は市内中心部で羽生君のパレードがあるようですから、お天気が良くて何よりです。それにしても、十代であれだけのことをやらかしてしまうと、この後がたいへんだろうなと余計な心配をしてしまいそうです。まぁ、年齢に違わず、多くの競技会で切磋琢磨しながら成長していますからきっと大丈夫でしょう。

作品発表も同じで、始めから個展を行い、成功する方はほとんどいらっしゃいません。特に写真の場合は、ひとつひとつの作品のクオリティーを高めることが、全体のそれを比例的に高めるかと言えば、そうではありません。個展として成立させるための、さまざまな要素(フィギィアで言うとエレメンツ)をクリアしていく必要があるからです。

たまたま偶然、無意識の中、個展として成立することは本来あり得ないのですが、もしそんな形で成功したなら、その後がものすごく大変なことになります。次の発表を前にして、その時の成功を顧みるたびに、現在の己の才能の欠如を感じたり、或いは環境の変化を言い訳にしたり、ひとつひとつの作品においてもその影響は確実に表れてしまうものです。

そうならないための方法のひとつは、現在の自分を意識し、確認することが出来る発表機会(誰かに誘われてとか、あらかじめ決められた内容に縛られてしまうような類のものではなく)を持つことです。言いかえれば、その時点での興味対象や嗜好、取り巻く環境からくる影響をも含め、自分が表現しようとするモノが何であるか、また、それらを表現するために必要な力を改めて考える機会を持つということですね。

自問自答しながら、考え、検討すれば同じだろうと思われるかもしれませんが、実は行動が伴わないとあまり効果はありません。効果という言葉を使ってしまいましたが、意味がないわけではないけど、それだけでは本来求めようとするものを得るには足りないもしくは中途半端だという意味です。

繰り返し行動に起こすことでしか得られないこと、
もはやきちんとした形を伴っていなかったり、言葉や理論として正確に表せなかったりするものも多いのですが、その実、大切な要素のひとつなのです。




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2014年4月25日金曜日

冊子web版

冊子のおおよその構想がまとまりつつあります。

というか、とりあえず、web版でさわりをお見せします。
下のリンクからご覧下さい。


企画展のページ構成は、DMもしくはサイトイメージと内容を始めに載せ、出展者の紹介ページを経て、最後に作品制作にかかわる情報、展示内容のイメージ、その時のチケットや制作物のイメージになっています。個展の場合は、作品イメージが増える感じです。表紙やタイトル、その他文章はまだ決まっていません。

現在のサイト上で掲載していない内容は、最後の展示イメージとチケットや制作物のイメージになりますね。Web版では、「Sha-gaku」と木戸さんの個展だけですが、これで、すでに20ページですから、全体となると、ゆうに200ページは越えそうな感じです。

悩ましいのは、やはり、出版の経費ですね。普通に50部作るとしても、最低約30万円はかかりますので、協賛金のような形でご協力を仰いだとして、おひとり6,000円程度になってしまいます。100部にしても、300円程度下がるだけですし、そこまで集まるとも考えていないので、作っても50部程度だろうなと思っています。

ちょっとその辺りを検討してからになりますので、正式に告知するのは少し先になりそうです。といっても、1ヶ月後とか、そんな先ではありませんので、ちょくちょくブログやサイトを確認してみて下さい。

また、もっと良い案があれば、ご連絡下さい。


宜しくお願いします。 



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2014年4月24日木曜日

あって然るべきもの

さてと、今週土曜日に、「写真で語ろう!!」というイベントを予定していますが、どれほどの方が来られるかは全く分かりません。

○「写真で語ろう!!」
426日(土) 1400-1630頃まで
場所 カロス・ギャラリー、 参加費無料、 予約不要

内容は、自身の写真をプリント品として持ち寄り、それらを見ながら、各々が忌憚のない感想や意見を言い合うという全くもって単純なものです。ポートフォリオとしてまとまっていなくても良いですが、個人的にはどんな部分を見て、感じてもらいたいのかを自分なりに考えてきた方が良いように思います。

まな板の鯉のように、見る人に全てを委ね、反応を見たり、聞いたりすることも時に必要ですが、以前にも書いたように、写真が語ることを主体としていますから、やはり自分なりの考えや解釈、伝えようとするものがあるとないのとでは、まるで反応が違いますからね。

あっ、こんなことを書いてしまうと、多分参加する方が減ってしまうかな。

まぁ、それはそれとして・・・、おひとりでも僕が見ますし、心おきなく写真で語ってもらえれば、それで良いと思います。

モノを創り、何かを表現したいと考えている方にとっては、
あって然るべきものですしね。




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2014年4月23日水曜日

持つ理由

昨日の話の流れで、その後、冊子の構成検討と電子ブックについてあれこれと調べていたのですが、いろんな仕様やソフトがあり、何が何だかよく分からないというのが現状です。

もちろん冊子として制作するのが一番の目的なわけで、かなわない場合は、いずれにせよ記録として残していきたいと思っていますので、その為には調べておかないと次に進めなくなりますからね。

おそらく定番ソフトや仕様も絞った形で行えば良いのでしょうが、まともにやってしまうとそれだけで費用がかさんできますし、必要かつ最小限のコストで出来るだけ幅広く参照出来るようにしたいと考えています。

また、どこまでのものにするかってことで、道具や方法を選んでいくのが本筋だと思っていますから、その辺も良く見極めないとね。

日本人は割と形から入ることが好きな人が多く、特に写真の世界ではそんな傾向が感じられます。本物は確かに良いものですし、それを手にすることで何かステータスを得られるような感覚になるのは、個人的に良く分かります。

でも、それらを使い倒してこそ、本当の良さが理解出来るものだし、実際その人のスタイルに合っているかなんてことも、始めから本人が理解しているのか疑問だったりしますから、本当の意味で「持つ理由」を見つけるには、それなりに時間がかかるのだと思います。


結局のところ、道具が人を選んでいることもありますし。




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2014年4月22日火曜日

冊子、検討中。

5年目の区切りに、アーカイブ的な冊子を作りたいことを書きましたが、少しづつですが、構成を検討しています。

手初めに公募として初企画の「Sha-gaku」で作成したところ、ページひとつに出展者1名を当てるようにし、全体の内容紹介や展示、プリント等の詳細を加えると、それだけで7ページ分が必要になりました。単純に企画展の数をかけられませんが、おそらく200ページは越えてしまう見込みです。

数多く制作すれば、一冊当たりの制作コストは低くなりますが、何百冊と作ったとしても、手にしたいと思う方がそれほどいらっしゃるとは思えませんので、そこいらの落としどころを考えないといけないなと思っています。

電子ブックという手もありますが、これだとサイトを詳細に見てもらうのとあまり変わらない感じになる(展示画像やその他情報はありませんが)し、やっぱり手で直に触れられる形にしたいというのが僕の希望なんです。いつも、作品として実体を伴ったものを展示し、発表しようよと言っている身としてはね。

今週中には、とりあえず、電子版で仕様的なものをお見せできればと考えています。

宜しくお願いします。




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2014年4月21日月曜日

小休止

いやはや、4月も後半に突入、ゴールデンウィーク間近です。

特に予定らしい予定もなく、 
何とはなしに、ため息が出てきそう。

どうせなら実際にうっとりとするような女性を眺めて、
ため息をつきたいところですが、セクハラになりそうだし。

叶いそうもないので、写真を眺めていようか。




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2014年4月20日日曜日

量的価値と質的価値

何か新しいことをする、或いは新しいものを創りだそうと考えた時、大抵は大なり小なりの目的や大義名分的なものがあるものです。

同時にこれをすることの期待と不安のバランスは、これらから生まれるであろう価値(自分にとっての、或いは他者や社会に対して)のウエイトにより大きく変わっていき、常に天秤のように上下するのだろうと思います。

一般的に、社会的貢献に関わり、広く大きな世界に向けられたものは、それだけで価値があるから、自然に期待の方に傾き、ごくごく個人的なもののそれは、何物かが分からない場合が多いので、不安へと動くのかもしれません。

ただし、生みだされる価値はそれぞれで違っていますから、一概にどちらが良いとか悪いとか、単純に必要とか不必要とは言えないところです。それは、マスとコアといったところにあるのかもしれませんが、向けられる対象、見出される価値の量的な部分が大きく関与しているように思います。

芸術全般は、発端は個人であり、すなわちコアなものだと思っています。その為、この世で見たことの無い新しいものは、創りだす側は当然のようにそうですが、見る側にとっても、不安の方が大きく、量的価値は小さいものなのです。

やがて、広く一般に認められる価値になるには、さまざまな要因やタイミングが必要になるので、その場で即、結論を急ぐべきではありません。というのは、創りだす側自身が大きな不安を抱えながらも、質的価値を信じていれば、これらは継続して何度となく世の中に提示されるからです。

結論はそれからでも遅くないのです。(創りだす側にとっても見る側にとっても)

新しい何かを創ろうとし、それらを継続的に世に問うこと、
個人としての質的価値を信じながら。

天秤がどちらに傾くかどうかも、そこにあるのですね。




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2014年4月19日土曜日

人として生まれてきたのだから。

高尚なことは必要ないのかもしれない。

必要以上にハードルを上げることもない。

自分が目指そうとするものをひたすら求め、
ひとつひとつ行動していけば、
どこかで道はつながるかもしれない。

現実とのはざまに揺れ惑いながらも、

人として生まれてきたのだから。




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2014年4月18日金曜日

本来自分が望むもの

昨日は2時過ぎから夕方までコンサルをしていました。気付けば、3時間ぐらいやっていたことになります。いつもながら、長すぎて迷惑じゃなかったかなと反省しているところですが、きっと次もそんなことを気にせずに行ってしまうと思います。

現在行っている企画はワークショップとレビュー、コンサルが主ですから、この機会に自分の写真に対する客観的評価やさまざまな疑問について相談をして欲しいのですが、それほど頻繁に有るわけではありません。

それは、写真を撮られる方の多くは、撮影技術やカメラに関する興味や相談事は常日頃持っていますが、そこから生まれてくる写真について深く考える方が少ないからだと思っています。

当然のように、自分の思い通りに撮れた写真は、自分にとっての良い写真であり、皆そんな写真をたくさん撮りたいのだと思います。そこには、道具としてのカメラの能力や撮影技術は欠かせないものになります。その為に、先ずは自分の望む写真ありきが、第一優先になるわけです。もちろん、これは間違ったことではありません。写真というものがカメラに依存され、そこに技術が必要であることは、これまでの写真文化の歴史的流れが証明していますからね。

だからと言って、そこにだけ目を向けていたのでは、無味乾燥で、当たり障りのない写真ばかりが生まれてくることになってしまいます。そういった作品を、写真を撮らない方が観た時には、表層の整い方や美しさ等に目を魅かれはしますが、それ以上は反応しません。つまり、己の直観として感じるところが主であり、そこから先にあるべき頭や身体での反応はしないということです。一方、写真を撮られる方はと言えば、己の知識や経験といった枠の中で、頭で理解しようとします。あえて、直観や身体で受けいれることを拒むことさえあります。

同じ作品であっても、全く違う働きかけをしているわけです。それでは共通に心打たれる良い作品とはどういったモノなんだということになります。

今この場で、簡潔に説明する勇気や技量が僕にはまだないので、別の機会にしますが、ひとつだけ言えることは、表現もしくは表現する行為そのものは、何物からも自由であるべきだということです。たとえ、道具や手段に依存されるものでさえ、唯一それは変わらないことじゃなければ、存在自体無意味になってしまうだろうと。

だから、今写真を撮られ、作品として昇華させたいと考えている方は、もっと自分の写真を見つめ、本来自分が望むものがなんであるかを感じて欲しいのです。単純に、なぜこういった写真を撮ろうとし、またこんな感じの写真が好きであるとか、そういったことから始めてみていいと思います。たとえ、それがあくまで個人的嗜好であったり、他者や世の中に受け入れがたいものだとしてもね。





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2014年4月17日木曜日

それともう一つ

昨日も書きましたが、丸5年を経過するに当たって、僕の中にはいろいろな思いがあります。

もちろんここまで続けられたことに対して、全ての出展者と見に来られたお客さんには感謝の気持ちしかないわけで、この先出来るだけこの方向性を保ちながら、その先に僕に何が出来、何かを残せるかってことなんだろうと思います。

これまでの事に対しての反省や思いというよりは、近しい未来に対する願望や目標のようなものですね。過去に起きてしまった事を出来るだけ忘れないように心がけていますけど、そこだけに囚われてしまってもいけないですから。

さて、現在募集している「No Plan!?」は、5周年記念企画として、ギャラリー利用費をかなり低く抑えています。単純に、発表を考えている方の経費負荷を下げることが目的です。時間的にはあまり余裕があるとは言えませんが、是非この機会に本気で発表を考えて欲しいと思っています。悩んでいる間も時間は過ぎていきますし、結局やれない理由になったりしますからね。

それともう一つ。

5年の間に行った公募による企画展、個展を、カタログ的に冊子としてまとめられないかなと思っています。これはホントに、まとめられたら形に残るしという意味合いが強いだけで、僕自身の希望に過ぎません。

本来、展覧会といったものは、ライブと一緒で、その場でその時に体験するものですから、これらをカタログ的に追いかけた書は、それが優れたと認められたものについては、アーカイブとしての意味を持つように思います。

ですから、一個人ギャラリーの企画展のアーカイブが、そこまでの意味を持つかどうかと考えると、どうだろうかと感じることは確かです。それでも、ひとつの区切りの中で、何か残るものと考えた場合、こうした形でも有りかなとも思ったりしています。

ただ、問題は、制作費用をねん出出来る程、余裕はないと言うことです。ザクっと検討してみても、5年で行った企画展の数からいって、ページ数はおそらく160から200ページぐらいになるだろうし、写真イメージを載せるから全編モノクロってわけにはいかないから、そこそこの制作費が掛かってしまいます。

もしも、出展された方々やこれを見て下さっている方のご協力がいただけるのなら、具体化したいと考えています。詳細はもう少し考えてから、サイトとFacebookページで発表します。

宜しくお願いします。




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2014年4月16日水曜日

丸5年・・・今の望みは、それだけ。

20095月にギャラリーを開設し、来月で丸5年を迎えようとしています。

以前も同じようなことを書いたかもしれないけど、最初の一年は、著名な写真家の作品を紹介し、作品としての写真の有り様を見せることで、より高いレベルの写真表現への気づきを促すためでもありました。しかしながら、会を重ねるごとに、徐々に違和感を覚えるようになってきたのですね。

簡単に言うと、それは、どこからか持ってきたすでに認められた作品を紹介するだけで、はたして地域としてのギャラリーとして意味があるのかということだったように思います。

もちろん、このような場所もなかったわけですから、それを望む方もいらっしゃるとも考えましたが、この地で真剣に写真と向き合い、作品に昇華させようとしている人たちにとっては、作家や作品そのものを見守り、はぐくむような環境がないことを再認識するだけで、旧態然とした流出は止まらないのではないかとね。

そして、公募という形を取り始めました。そこには、趣旨の異なる企画を立てることで、いろんな方向や考えの中、発表活動をしていくことが可能であること、発表に関するノウハウや表現すること為の方法論といったこともその場で習得してもらえる、そうしたことで、どの場においても自分次第でいかようにもなる可能性があることを理解して欲しかったのかも知れません。

はたして、出展した方々にとって、本当に有益であったかどうかは分かりませんし、震災という計り知れないダメージもあった5年を考えれば、少しだけでも痕跡は残せたのではと思っています。

昨日、今までの出展者の人数を確認してみたのですが、46名でした。本来のギャラリー企画ではないPhoto aidは除いています。何度となく出展して下さっている方もいらっしゃいますし、企画への出展が初展示で、後に個展まで行った方もいます。

多いか少ないかと言われると、そんなものじゃないかと、僕自身は考えています。写真家と名乗っていても作品を展示発表しない人たち、普通にカメラや写真が好きで特に発表を考えていない人たち、発表したいと考えるだけで、行動に移せない人たち、写真に関係している人たちの95%以上はそんな人たちなんだろうと思っています。

決して、写真を取り巻く環境を揶揄したり、卑下したりはしていません。もちろん良いも悪いもありません。経験的にそうだろうということ。

何をどうするかは、その人の自由です。

僕は今、この5年に培ってきたものを大切にして、もっと多くの方が写真で表現することの楽しさや形として残し、創ることでしか味わえない充足感や心地よい疲労感を体験して欲しいと思っています。

今の望みは、それだけ。






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2014年4月15日火曜日

暗闇って

入り口側



映像の切り替え個所に合わせて撮影したら、多重のようになったって話。
当たり前のことなんですが、いろんなヒントが隠されているような気もします。

捉え方はいろいろあるからね。

それにしても、暗闇って妙に落ち着きます。



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2014年4月14日月曜日

淡々と、



淡々と日々が過ぎていく感覚。

悪くはないのかもしれないが、たぶん僕には似合わないように思うから、

少しだけ、気分転換が必要か。



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2014年4月13日日曜日

格闘

自分で自分の世界を狭く、浅くする理由のひとつとして、その世界であれば、少なくても自分に理解を示してくれる、存在を認めてくれる、或いはその場にいること自体で心安らかに安心出来ることがあります。

それは僕自身とても理解出来ることで、自分にとって充分かつ必要なものであれば、その世界にいることは正しいことなんだろうと思います。例えば、これが仕事や生活に直接関わることであればなおさらのことです。

そして、人はみな誰かに認められたい生き物で、もちろん良いようにというのが当たり前にある感情です。しかしながら、社会というのは、その人となりや持っている能力、経験や履歴などさまざまな要素によって、自然の内に序列化され区別されるのが普通で、社会の大小によらないものなのです。

こうした階層化した世界の中で、それ相応に認知され、特に不過足を感じることなく、生きていくことが出来るなら、それはそれで幸せなことだと思います。無理してまで、違う世界に目を向ける必要もないのでしょう。

しかしながら、表現というものは、こうした環境とは別の所にあり、そこで生みだされたものが唯一その人自身の有り様になります。もちろん、自分本位ではないことを演じ、表現する場合もありますから、全てがありのままということは言えないのかもしれませんが、それ自体、自分で選んでいるわけですから、そう捉えられても不思議ではありません。

乱暴かもしれませんが、認められることを前提としたものではないと言うことです。自分の意思や考えを、ひとつの作品に反映させ、それを伝える、或いは問いとして成立しているか否かということが、重要なんだろうと思います。

結果的に共感を得られ、いろいろな方に理解される方が望ましいのですが、それには作り手本人の広い或いは深いというスケールが必要になってきます。

何となくこの世界が心地よく、何となくそこから生まれてくるものに安心し、それらを表現としているだけでは残念ながら生まれてこないのですね。

敢えてまるで違う世界に飛び込む、人がどうしてそんなところまでと思う深い所に手を伸ばす、一見して無謀で無理のある世界へ入ってみることも必要じゃないかと。

いずれ比較、評価されるのなら、これからの自分と格闘した方が良いのでは。




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