2010年10月6日水曜日

宇宙の塵を集めたヘラって。

6月に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の試料容器から、地球外物質の可能性がある微粒子数十個が見つかったようです。大きさは、0.001㎜程度らしく、光学顕微鏡では発見できずに、特殊なへらを用いて集めた微粒子を電子顕微鏡で確認したとのことです。


今はそういった検査器具も発達していますので、発見する行為自体は特に驚きはないのですが、特殊なへらと言う部分に惹かれてしまいます。0.001㎜程度の微粒子を集めるへらってどんなものだろうと。

僕の場合、以前の仕事の関係で、常に0.01㎜程度までは普通の感覚で扱っていたこともあり、目に見えるもしくは手で触れられる小ささにはそれほど驚きはしません。逆に大きいものに対しては、ちょっと想像がつかないことがあります。

これまでいろいろなエンジニアと付き合いがありましたが、大きさに関する感覚ってすごく違っています。普段使用している単位が違ったりすると話をするにもかみ合わないことが多く、ましてや扱うものの大小により、その違いはますます大きくなります。

物理的に規定される1mmは特殊なケースを除いてはみな一様です。それでもその大きさに対する感覚は、人それぞれです。ある人は1000㎛、またある人は0.1㎝と感じますし、その人にとっての感覚に置き換わります。

まぁ、大きさなんて客観的に同じであると便宜的に決めたものだと僕は思っているので、みなそれぞれの感覚での大きさがあってよいわけです。むしろ、その方が自然な感じさえします。

それにしても、へらが気になるなぁ・・・。

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