2010年10月4日月曜日

近眼で老眼

僕は極度の近眼です。裸眼では視力検査の一番上がぼやけてしまい、おそらく0.02程度なんじゃないかと思います。高校の頃からメガネをかけ始め、もう何度となく買い替えながら過ごしてきました。日常生活には影響はありませんでしたが、45歳を越える頃に近くのものまでぼやけるようになってきました。いわゆる老眼ってやつです。


初めは一日中パソコンの画面を見ているので、ちょっと疲れ目ぐらいの感覚でしたが、いつも電車で読んでいる本が徐々に顔から遠くなってきているのに気付いた時には、多少ショックでした。仕事柄モノをじっくりと見れないといけなかったので、不便になり、遠近両用に変えたのが、46歳の頃だったと思います。

近くが見えないことで困ることは、たとえばA4とかA3程度に記入されている文字や絵なんかを全体で眺めている時に、細かい部分が曖昧になることです。パッと見て、そこに気付く確率が減るのです。少し遠目で見ちゃうと近眼の影響が出てくるので、その辺の間合いが難しくなりました。

そんなこともあり、気になったところは極端に目を近づけて、裸眼で見る仕草が増えてきました。メガネを外してモノをじっくり見ているお年寄りに良く見られる光景ですね。そうなってくると、今度はそんな仕草が頻繁になってきている自分自身に対する不便さと言うより、その行為そのものが哀しいと思うようになってきたのです。

当たり前のようにしていたことが出来なくなったり、出来なくなって初めてその状況を思い知らされることは、誰にでも経験のあることだと思います。その原因は年齢による衰えであったり、不慮の事故であったり、病気であったりするわけですが、僕の場合、こんな些細なことですが、やはりそう感じずにはいられませんでした。

それでもそんな感情はいっときで、いちいちそんな気持ちのまま生活してもいられません。もっともっと大変な思いをしながら生きている人は大勢いるわけですから。

よく人から変わってますよねとか言われることがありますけど、僕も人並みなのです。普通に年をとり、その年相応の衰えを感じ、些細なことにくよくよしながら、それでも嬉しいことや楽しい瞬間やひとときがあるからやっていけるのです。

さて、今日は休みです。

何から片付けようか・・・、やってて楽しい順番にしてみますか。

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