2010年10月15日金曜日

自分に対するアジテーション?

10月も半ばにかかり、季節的にはとても過ごしやすい毎日です。そろそろ、色々と考えてきたことや次回の企画展に必要なものをまとめなくてはと思いながら、判断待ちが多い状況です。判断待ちと言っても、上司に意見を仰ぐわけでも無く、自分がどうするかを決めるだけですので、結局は優柔不断の虫が頭の中を動き回っているだけなのです。


ああしたらこうなる、こうしたら次はこうだよなとか将棋で先の手を考えるように、いろいろな想定が浮かんでは消え、まだ駒に手を触れられない感じです。準備は確かにしているし、そこから生まれるモノってこれだと思えていても、全く不安が無いかと言えばそうではなく、試行錯誤いや思考錯誤していると言って良いかもしれません。

まぁ、最後はえいやっと決めてしまうのは分かっているのですが、プロセスはやはり大事ですからね。最近はビジネスでも何でも結果が即求められます。結果の伴わないものは全てダメという風潮は、しばらく続いているように思います。確かに継続は、ひとつひとつの結果があってこそ成立するものだし、世の中のスピードは年々早くなってきているわけで、その論理は正しいのかもしれません。

でも、こと文化、芸術に関わるものについては、その論理がまるっきり当てはまるかと言えばそうではありません。数十年、数百年後にその価値が認められ、称賛されることはいくつもあって、その時点での評価はあまり意味を持たない場合もあります。そうは言っても、人が生きている期間なんてほんの数十年だし、分かっていることは今がここにあって、もっともその事が大事なことで、最後は土に還ることぐらいです。

誰にも予想出来ないほんの先の未来を懸念し、考えすぎるくらいに考えても、結果がそれに伴ってくれるわけでもありません。いらんことはあまり考えないこと。

物事をネガティブに捉えているだけでは、今、その瞬間も陳腐になってきます。

これって、自分に対するアジテーション?

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