2010年10月21日木曜日

朝の缶コーヒー

ギャラリーの前にある3台の自動販売機。その3分の1がいつのまにか温かい飲み物に変わっていました。毎朝、缶コーヒーを買うぐらいで、その他はほとんど利用しないのですが、こんなところにも季節が冬へ向かっていることが感じられます。いつも買うものが決まっていると、確認もしないでボタンを押してしまいそうになります。それでも、今日はボタンの赤に気が付いて、押すのを一瞬ためらいました。


自分は今本当にこれを飲みたいのとの考えが浮かんだわけです。大げさでも何でもなく、普段はというか昨日まで冷たいものを選んでいたわけですから、それほど気温も変わらない今日は温かいものでよいのかと思いました。それでも、こんなことで、自動販売機の前に何分も考えている程暇ではありませんから、そのままボタンを押してしまったのですけど。

さて、温かいコーヒーを飲みながら今これを書いています。昨日とは違って温かいコーヒーもまぁうまいものです。缶コーヒーだろうと言われるとは思いますが、これが無いとなんかギャラリーでの朝が始まらない感じではあります。実は、起きてすぐに自室で、ドリップのコーヒーを飲んでいます。なので、わざわざ缶コーヒーを買ってまで飲む必要もないだろうとの自覚もあります。

おそらくは、僕にとってはこれが朝の儀式のようなものなのです。甘ったるいまがい物のような缶コーヒーを飲み、その身体には良くなさそうな甘さを舌から喉へと通すその時に、今日も一日が始まると思えるのかもしれません。その意味はと問われても、多分答えられないと思います。

どなたにもこういうことってあるはずです。あるいは、無意識のうちに行っている場合もあり、他人から指摘されて初めて気付くなんてことも。良いことか悪いことかは別にして、そうすることでスイッチが入ったり、これが無いと始まらないとか安心出来たりすること、ひとつの安定剤のようなモノですね。

もうじき飲み終えようとしています。今日も一日が始まりました。

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