2010年10月29日金曜日

昨日はプロ野球ドラフト会議でした。

昨日はプロ野球ドラフト会議があり、若く有望な選手がまた新しい門出を迎えられることになります。育成枠を入れても、12球団で97人が選択されたと言います。数からみればすごく少ないように感じます。昨今の不況の影響で雇用状況は悪化していますが、大企業であればこの数よりも多いとは思います。


でも、これって自分が応募したり、志願しても面接はおろか書類選考さえないので、まさに自分がやってきたことを何年かの間に継続して見せてこないことには、鼻にも掛けられないわけです。球団も人材を求め、多くのスカウト担当を全国に飛ばし、実際に見て判断し、これと決めた選手しか選びません。

プロ野球。特にこの世から禁止令が出たとしても、多くの人は生活出来ないとは言わないものです。ベタな言い方をすれば、その世界に夢や感動があるから、人はそれに自分自身を投影したり、一体感を持てたりし、本能的な喜びや楽しむ気持ちが得られるから存在しているのです。特に幼い子供たちが夢み、未来に目標を持つ、いや未来が信じられると感じさせてくれるものは、お金やモノを単純に与えていただけでは生まれるものではありませんから、やはり必要な存在なんでしょうね。

97人の選手たちは、早ければ来期から活躍するかもしれないし、数年後花開く選手もいるかもしれません。そうして、それを見て、また多くの子供らに夢や感動を与えていってくれればそれで良いのです。また、残念ながら色々な事情で成功せず、球団を去る選手もいると思いますが、それでもドラフトに掛かること自体、奇蹟みたいなものですから、周りの人たちは見守ってあげて欲しいと思います。

また、大抵の人は、こんなことはプロ野球のような特殊な人たちにしか出来ないと考えています。確かに影響力や大きさに違いはありますが、僕を含めごく普通の人々にでも出来ることはあります。子は親の背中を見て育つと言われていますが、必要以上に世の中をネガティブに捉え、言動や行動に現れてくるものを、彼等は良く見ています。今は、反面教師なんてものはいらないと思います。

次の世代がもっと、もっと未来に夢が持て、何か自分でも出来るんだと信じられるようなものを、ひとりひとりが何か1つでも残そうとしたなら、世の中はさらに質的に豊かになっていくような気がします。

人生は短いものですし、何を残せるか、これも今の僕の課題のひとつです。

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