2011年6月1日水曜日

比較

それにしても寒いですね。今日から6月、いわゆる衣替えになるのですが、とてもそんな気にはなれません。普段から身なりには無頓着なので、暖かくなり上着を脱ぎ出すと、ますます、これでお客さんと接してもいいのと言われるかもしれませんが、それでも早くシャツ1枚でも過ごせるくらいになって欲しいのです。


空に向かって、そう言ったところで始まらないので、ついもっと寒かった頃を思い出し、いやぁ、それでもだいぶ暖かくなったよねと習慣的に比較してしまいます。僕はこの習慣的ってところを、時折怖く感じます。比較すること自体決して間違った考えではないのだけれど、それが単に慰めや言い訳のようなものになっていて、何となく現在を肯定してしまっていないかという点です。

人も世の中も変化することを常としています。環境や心境といった部分が、今はこれで止むなしと思わせることも致し方ないところではあります。でも、個人的には、昔は良かったよねとか今はこれが常識だからと思い、ただ比較だけをしてなんら疑問を抱かないようになってしまったら、そこで終わってしまうのではと思うのです。

だから、いつも今していることについても、疑問を持ち続け、出来るだけ固定した考えを持たないようにしているつもりです。もちろん、自分として変えられない部分はあるわけだから、それ以外のものについては謙虚に受け止めようとしているわけです。

でも、それって、素直では無い僕にとってはなかなか難しいことではあります。自分自身に対して疑問を持つことですからね。そして、ひいては、生き方そのものに関わってくるかもしれませんから。

それにしたって、相手や世の中を羨んだり、蔑んだり、自分自身を納得させる為だけにいろいろと比較したって何も変わらないことだけは確かだから、考え続けていくしかないのです。

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