2011年6月11日土曜日

「出来る、やる」を考え続けていたい。

震災から3カ月


今朝は雨降りでじっとりと湿った空気に包まれています。徐々に天気は回復し、気温も27℃まで上がるとの予報です。3カ月前の今日は雪が降っていたことを思い起こすと、時間は否応なしに進んでいることを感じさせます。

いまだ、水道も復旧していない地域があることを知らされると、被害の甚大さを改めて認識するわけですが、一方、それほど被害が少ない中心部はだんだんと普通の暮らしぶりに戻っていこうとしている感じはします。向かいにある自動車販売のショールームにも、車を見ていたり、商談している姿がガラス越しに見られるようになってきました。先ずは生活を戻すことが先決なのです。

ところで気持ちの方はといえば、これはまだ時間がかかるのだろうなと思えます。必要に迫られることはしなければならないから、気持ち的に乗ってこないことでも、せざるを得ないわけで、無意識の内に、させられる感を受けているような気がします。その反動から、自分の好きなことや趣味といって部分に気持ちが乗ってくるかといえば、そうではなく、何かそれすらも後ろめたい気分になってしまいます。

やはり、ここしばらくは、「出来る、やる」ことではなく、「する、させられる」の時期が続いてしまうのかもと思えてしまいます。でもね、この状況を打破していく源は、最終的には個の力なのだと信じている部分があって、復旧や復興のための国や地方からの援助はあくまで補助に過ぎないようにも感じます。実際、直接では無く、間接的に影響を受けている人々は、ただそれに手をこまねいているだけではないはずですから。

「出来る」ことがあるわけです。

この状況だから「する、させられる」ではなく、この状況だからこそ「出来る、やる」ことを考え続けていたいと、僕は思うのです。

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