2011年7月21日木曜日

休息

台風による雨も峠を越え、昨日から急に寒くなりました。今朝も20℃を切っていると思われ、涼しさを通り越して、半袖では少々寒く感じます。こうも寒暖の差が激しいと、身体が対応しきれない人も多くいるので、休息を積極的に取られた方が良いと思っています。


あえて、積極的と書いたのは、仕事やプライベートにおいても忙しさが当たり前になっていて、何かに急かされながらでも(内的にも外的にも)動いていることが、充実した生活(経済的に)を送れているような錯覚をしているのではと感じているからです。

寝ること自体は物理的な休息で誰にでも必要なものです。疲労のあまり、知らぬうちに寝てしまっていることは良くあることですから。身体が本能的に求めている休息ですね。

でも、大抵の人はそれだけでは、休んだなという気分というか雰囲気にはなれません。肉体的な休息以上に、頭や心の休息が満たされることを望みます。いつもと違った美味しいものを食べに出かけたり、いつもとは違う土地に旅行に行ったりするのは、決して肉体的に休息しているわけではなく、むしろその為にエネルギーを割いているとさえ言えます。

これは、その時受ける満足感と密接に関係しているのだと思うのですが、期待以下であったりした時には、それに要したエネルギーを遥か越える疲労度が残るものです。つまりは、頭や心の感覚が実際の疲労度を増長するわけです。

でも、そういう期待感を持たないで、何もしないでボーとしていることが休んだということになるかと言えば、そうではないことは誰もが分かっていることです。人ってとても面倒な存在なんですね。忙しさの中では、少しでも休みたいと思い、いざ休みを取り自分の望むことをしていても、それが自分の想像通りで無かったりすると、全然休みになってないじゃないとか思ったりするのですから。

じゃぁ、どうすれば積極的に休めるのということになります。個人的には、身体の疲労は嫌でも蓄積され、それを解消することに積極的に働きかけなくても自然の内に休む方向に行くと思っています。ですので、頭と心の休息を積極的に自分自身に働きかけることが必要だということです。

その一歩として、先ずは自分自身の興味が無いことでも、取りあえずは受け入れてみることが大事です。頭ごなしに、これはダメ、あれは合わないと思わないことですね。さらに良くないのが、無関心であることです。


僕自身ここで写真ギャラリーを行っていて、人以上に写真に関わりを持ちながら日々を送っているのですが、写真の事だけを考えて、興味を持っているかというとそうではありません。本当はいけないのだとは思っていますが、写真とは関係の無いものとの出会いが思わぬ展開を見せることだってありますし、それに接することで休息を感じられることもあるのです。

頭や心が疲労してしまわない為にも、与えられるのを待っているだけではなく、自分で動くことも時には必要なのです。

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