2010年9月18日土曜日

普段の服装

以前、普段の服装について書きましたが、この数年は本当に服装には無頓着です。一言で言うと、普段居て楽な方向へ向かって行っているだけです。年中、ジーンズやパンツに、シャツを羽織るだけで過ごせたならどんなにいいかと思います。


日本は四季があるので、それに合わせてと言うか、生理的に寒さを感じるので余計に着込むようになったり、暑さに耐えられなくショートパンツになったりしているだけですけど、非常に面倒に感じます。お客さんを相手にしている商売でこれはちょっとと思う時は多々あるわけで、取りあえずは見苦しく見えないようにはしているつもりです。

それでも、人並みに服装に興味があった時期はありました。高校の頃は、世間では「VAN」や「Kent」といったいわゆるアイビー全盛でしたし、僕の通った高校は当時では珍しくブレザーだったこともあって、次第に周りの友人にも感化されながら、流行を追いかけたものでした。まぁ、当時はお金も無く、アルバイトも出来ない時代でしたから、ただ雑誌なんかに載っているものを見て、指をくわえていただけですが。

今でも覚えていることですが、そんな時分に、祖父が僕にスラックスを買ってきてくれたことがありました。ブレザーにも合う濃紺のものです。タグを見ると「Kent」とあります。僕はいつも雑誌でしかお目にかかった事のないブランドタグに感激しながら、早速穿いてみたのですが、サイズが合いません。それでも、かなり詰めてもらって、ベルトで押さえながら、高校時代はずっと穿いていた記憶があります。

当時は買ってもらったことに、素直に嬉しかったんだろうと思います。でもね、今考えると、祖父がどこで調べたのかは分かりませんが、若者しかいないような店内で、サイズも良く分からずにひとりでスラックスを選んでくれた行為そのものの方が嬉しかったんだと思います。

そんなこともあり、やがて大学を卒業し、東京へ就職が決まり、普段はスーツを着るようになり、プライベートの服も選ぶようになってきました。流行も取り入れながら、人並みに気を配るようになったわけです。まずは、外観からといった感じが強かったように思います。

でも、今はこんな調子です。この年で、これでいいのかとは考えていますけど、自分の中や他との関わりにおいて、これでもいけると感じている間は多分変わらないのでしょうね。

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