その映画は「めがね」と言います。癒し系と称される映画なのですが、鹿児島県与論島にある浜辺の宿「ハマダ」を舞台とし、その日常が淡々と描かれているだけのものです。結構好き嫌いが分かれる種類のものです。
曲のタイトルも「めがね」ですが、映画同様にタイトルと内容に関連はありません。
歌詞はこちらです。
大貫妙子さんによる楽曲です。いつもの透明感のある声で、ごくさりげなく、おだやかで、美しいメロディーがついています。
歌としてはこちらです。
歌詞の中に、英語の部分があります。
“you live freely only by your readiness to die”
ガンジーの言葉の引用と思われる一節で、原文はyou がmanになっています。直訳すると、「ひとは死ぬ覚悟があってのみ自由に生きられる」となりますが、ガンジーが言葉にすると、そのものズバリのように聞こえてしまいます。
いささか大げさですが、人それぞれ、大なり小なり覚悟のようなものはあるのだと思います。でなければ、自分自身が物理的に無くなってしまう死をゴールに生きていく矛盾に、立ち向かっていけないからです。
そういった意味では、自分を全うすることが、その人を自由にすると解釈出来るようにも思えます。はかなくもこの震災で命を失った方々、そして残された家族や友人の悲しみを本当に理解することは出来ません。
だから、残されたもののひとりとして、自分を全うしていくしかないのかもしれません。
今日も無理せず、頑張りましょう。
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