2011年4月19日火曜日

少しずつ

昨日は Photo Showcase側の全てとGallery Collection側の一部の展示品を壁から取り去りました。ギャラリーの場合、展示スペースの他に作品・備品を保管する為のバックヤードが必要で、展示されない、使用していない時にはそこに眠っているわけです。


うちの場合は、入口から左奥側に小さな部屋がありますが、そこには事務関連のものが集まっています。展示壁面が出っ張ったところですね。入口カウンター内の奥側も物置のようなものになっています。それと一部壁面の裏側に空間を作っていて、そこにも置けるようにしています。

なので、展示壁面のほとんどは建物外壁に直に作りつけていません。外壁の内側に展示壁面を浮かせて作っている感じです。スペース的にはややもったいないと言われるかもしれませんが、バックヤードの確保が主な目的でした。

でも、今回の震災でひび割れや浮きが無く済んだのは、その辺りも大きかったのではないかと思います。ビル自体は既に30年を越えています。鉄筋とは言え、外壁の割れもこのあたりのビルの中では一番目立っていました。通りがかりの人は必ずと言って良いほど、ビルを見上げていくほどです。

先週の内にすでに足場は組上がり、今週には修復工事が始まるようです。ですから、今は足場にかけられたネットで表通りに面する部分はかなりの面積で隠されています。こうして、身近でも、少しずつ修復が始まっています。

先日仙台駅近くにいく用事があったのですが、駅自体やデッキも急ピッチで修復が進められていました。今月中には新幹線も全線開通するようですし。これらはみなそこに暮らす人々の安全の為の修繕ですから、必要不可欠なもので、市内のいたるところで行われているのだと思います。

ホント、少しずつです。

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