2011年4月29日金曜日

お待ちしています。

GWが始まりました。今日はスポーツでは、野球、サッカーが地元での開幕を迎え、多くの人が球場やテレビで観戦すると思います。こんな時ですから、ほとんどの人は明るいニュースを待ち望んでいます。選手たちも意気に感じて、精一杯良いプレーを見せてくれるはずです。結果はその次ですから。


そして、ギャラリーも黒田克夫写真展『Origin and its Possibility』が始まります。すっかり準備も整い、今は来られるお客さんを待つだけです。これまで来られたお客さんにとっては、若干趣が変わって見えるかもしれません。他ではほとんど見ることの無い3D写真と写真の原点とも言えるピンホール写真が同時に見ることが出来ます。

震災の中で、写真本来が持つ記録が改めて見直されています。津波で泥まみれになってしまった写真やアルバムの修復活動も見られます。写真自体は言葉もなく、その時の記憶の断片として切り取られた「絵」ではあるけれど、そこにはその時の感情や思い出を呼び起こす力があるからですね。

そして、カメラさえあれば、誰にでも撮れるものです。ただ、それを表現の手段として作品までに昇華させることは案外難しいものです。この辺りのギャップが発表を思いとどまらせている原因のひとつなのだとは思うのですが・・・。

何はともあれ、ほんのひとときでも楽しんで、安らいでもらえれば良いと思っています。
黒田さんもちょこちょこと顔を見せる予定ですので、会えるかもしれませんし、使用したピンホールカメラも参考展示していますので、珍しいものを見るつもりでお出でいただいて構いません。

また、作品販売と入場料収益の一部は、日本赤十字社を通して義援金としています。是非ともこの機会に作品をご購入下さい。

正直、写真の力ってそれほど大きいものではないと思っているけど、何か出来ることはあるはずで、そんな気持ちが行動として集まれば、微力でも役立てることは出来ると信じています。
でなきゃぁ、ギャラリーなんてしていませんからね。

お待ちしています。

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