2011年4月27日水曜日

展示作業

予想よりも展示に時間がかかりそうです。


というのも今回の作品は、A4サイズ5点以外は、印画紙で言うと全紙以上なので、額装を行うと1mを越えるものが何点かあるからです。展示作業はよっぽどのことがない限り、僕ひとりで行っています。位置や高さを合わせる為の水準器等を使用しながら、作品ひとつひとつを展示していくわけですが、紐の場合はそのたるみの違いにより、ずれを生じてしまうので、何度か上げ下げを行わなければなりません。そのたびに作品を慎重に扱わなければなりませんから、おのずと時間が掛かってしまいます。

今日はそんな種類の展示作業が主になります。それでも、午前中には終える予定ではいます。その後、タイトル等のキャプションを付けて、ほぼ完成ですね。3D写真の方は、所狭しと写真が林立しているような感じで、3Dの森を歩くような感じです。一方、ピンホール写真は一点一点をじっくりと見られ、量的にも充分に、を考慮して配置されます。その為に、予定より2点程少なくしています。

やはり、実際の大きさやイメージを眼で肌で感じないと最終的には決められません。この作業はいつものことなのですが、大ぶりの作品が多い場合は特にその辺りが重要になってきます。構想やシミュレーションで予想出来得ないこともありますから。

そう言った意味では、実際の展示はとてもアナログな作業になります。あらかじめ想定された数値の中ではあるにしても、遊びや余裕も必要になりますから、イメージの順番も含めてその場その場で決めていく形になるわけです。

僕にとっては、この考えている時間がとても楽しいひとときなんですね。ひとりで大変でしょうと言われたりもするのですけど、実は誰にも邪魔されたくない時間でもあるのです。それでも、自分勝手な考えだけで行わないようにはしていて、常に自分を監視しているもう一人の自分を意識しています。

さて、またそろそろ始めますか。

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