2013年4月24日水曜日

その先に有る楽しさ


昨日、もっと楽しんでと書きましたが、この楽しいという言葉は、ラクと読めるわけで、その方向は基本的に自分に向かっています。自分が楽しむことで、気分がラクになる、心が落ち着くといったことに通じるのだと思います。

一方、他人や世間を楽しませるには、ラクなことばかりではなく、むしろ困難を伴うものです。そんな時は、自分は楽しいのかといけば、そうではない方が多いですね。もちろん、それが違った形であれ、楽しいと言う点で一致すれば、それに越したことは無いわけです。

それでは、何かを作り、発表するということは、どちらが主として楽しければ良いのかという疑問が出てきます。即答してしまうと、それは自分ではありません。ですから、表現という、想像を現実のものとして表す行為は自分の楽しみの中から生まれてくるものなのですが、これを世に出すと決めた瞬間に、主たる楽しさは自分から離れていくわけです。

その為に、さまざまな検討や試行や思考を重ね、ラクではない時間を過ごすことになります。良く言われる生みの苦しみはそこにあるわけです。ただ、そういった苦しさや困難が無ければ、良い表現が出来ないのかと言えばそうではありません。自分も楽しみつつ、結果として生み出されたもので、他人を楽しませることも出来ます。はたから見て、創作に苦しんでいるように感じても、本人はいたって楽しんで、ラクに制作していることもあります。

創造することに楽しさを見出した人たちは、楽しむ行為そのものは主観で動いていますから、どんなものでも、ある意味自己満足的な世界を作っています。ここいらは一般の方に当てはまるのだと思います。それらを持って人を楽しませる(問いかける)ことを選択した人たちは、謙虚ながらも他己満足(こんな言葉が有るのか分かりませんが)的な世界を作ろうとします。

さて、そのことが単純に楽しく、ラクであるかは、それぞれの考えや感覚に依るものなのですが、その先に有る楽しさは、今抱えているそれとは比べ物にならない程大きなものだと、僕は思います。




女性だけの写真展 「Natural Woman
201346日(土)- 428日(日) 
13001900、月曜日休廊
入場料 \300(期間中何度でも入場出来るパスポート制)



樋口清之写真展 「溶け出すように」
2013511日(土)- 62日(日) 
13001900、月曜日休廊
入場料 \300(期間中何度でも入場出来るパスポート制)


オープニング・パーティー

511日(土) 1900 – 21:00(延長あり)
場所:ギャラリー内 参加費 ¥300(入場料は別にお支払いいださきます)
予約不要、入退出自由、差し入れ、持ち込み大歓迎!!

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