2010年8月15日日曜日

無事終了です。

木戸孝子写真展"The Ordinary Unseen"が昨日無事終了しました。昨日は木戸さんも開廊から終了までギャラリーにおられ、多くの来廊者の方々と時間を惜しむように歓談されていました。オープニング・パーティーへの60数名の参加や最終週にかけて集客数も増えましたので、本当に多くの方が、「日常の見えざる情景」を堪能されたのではないかと思います。


本当に有難うございました。

現在、サイト上でも作品はご覧になれますが、オリジナル・プリントの質感や描写力には敵いません。それでも、興味や関心がある方は、是非作品を購入していただければと願っています。作品を購入していただくことは、作家を直接サポートすることを意味します。これは僕自身にとっても、ギャラリーを続けて行くことへのもっとも必要なものです。

作家は自らの技術力、創造力を持って、作品制作に取り組み、多くの制作品の中からセレクションを重ね、展示・発表に到ります。その行為自体は、とても孤独で寡黙なもののように感じます。しかも、生み出される作品そのものは言葉を持っていない為、作家本来が持っているメッセージ性は、見る側の主観に寄ってしまいます。その為、作家が意図していない感情を見る人が呼び起こしてしまうこともしばしばあるわけです。

まぁ、それもアートの面白さであり、醍醐味ではないかと思っています。人は感情の生き物であると同時に常に思考している動物です。時には、思考することを止め、ただ感じるだけの時間も必要だと思います。そんなひとときをもたらすことも、アート作品の役割なんですよね。

だから、ギャラリーで作品を目の前にした時には、あれこれ難しく考えずに、先ずは素直に感じるままに身を置き、楽しんでほしいと、いつも願っているのです。

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