2010年1月21日木曜日

最近の映画

明日から製作費に70億かけたという大作映画「オーシャンズ」が全国公開されます。海の中で繰り広げられる生命の営みを描いたドキュメンタリーと紹介されています。以前にも「アース」や「ディープブルー」といった作品がありましたが、撮影スタイルや技術や映像はそれを越えていると言われています。
http://oceans.gaga.ne.jp/

今朝のテレビで、一部のメイキングや映像が流れているところを偶然見ました。映像はまるで3Dグラフィックと思わせるような感覚と生命の美しさ、神秘性が表れていましたし、撮影スタイルや技術は、この映画の為のみに開発されたと思われるカメラや機器を駆使していることが良く分かりました。


変な話ですが、最近は想像を超える美しさや色彩の豊かさに満ちた映像を見ると、先ずCGかなという先入観が強くなってきたように感じます。これも、コンピュータ技術開発の賜物ではありますが、逆に弊害のような気もします。

話題の3D技術を駆使した「アバター」についても、その評価はおおむね良好で、一部の人には、今後の映画製作の分岐点のような作品とさえ言われているようです。その昔、CGは作り物、仮想現実として、一般の認識も「そういうもの」という感覚だったと思いますが、今では現実との境界が映像の中では非常に曖昧になってしまい、現実のセットと思われていたものがCGであったり、逆に完成度として驚かされるケースが増えてきました。

「オーシャンズ」は、ドキュメンタリーですので、もちろんCGではありません。ただ、さまざまに開発された機器を使用し、これまでは撮ることが出来なかった光景が目の前に現れることで、現実感を越えてしまっているのですね。

監督は、フランス人のジャック・ペランとジャック・クルーゾーの共同です。ジャック・ペランというと、僕は「ニュー・シネマ・パラダイス」での映画監督役を思い出しますが、最近は制作サイドの方が多いようです。
ここに来て、「オーシャンズ」、「アバター」といった映画館の大画面で見たいと思わせてくれる映画が出てきたことは非常に良いことです。

あっと、それから、来月公開予定の「抱擁のかけら」も見てみたいですね。ペドロ・アルモドバル監督で、主演がペネロペ・クルスです。

興味ある方はこちらから。

http://www.houyou-movie.com/

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