2011年1月25日火曜日

昨夜の火災騒ぎ

昨夜ギャラリーのあるビルで火災騒ぎがありました。


夜に見えられるお客さんを待ちながらギャラリーにいた僕がちょっと休憩で一服をしようと表に出た時に、それは起こりました。突然、消防車が2台大通り側から右折して、ビルへ向かってきます。どこかで火事なのかなと思っていたら、その内一台がビルに横付けされ、乗りこんでいた消防隊員のひとりが消火栓を確認し始めました。

すると、突然火災報知機が鳴り始めたのです。えっ、うちなのと思って外に飛び出し、ビルを眺めても煙らしいものも上がっていません。そうこうしている内に、数名の消防隊員がビルに入ってきては、階段を登り始めました。

ヤバいなと感じたのは、上には僕の自室があり、polkaを残していることです。居住人の何人かは飼っているペットを抱えて、降りてきます。いやはやと思いながらも割と冷静さを装いながら、まだ動いているエレベーターで上へ行くと、そこはいつもと変わらぬ風景でした。

ややあって、階段を下りてきた消防隊員に状況を聞くと、3階上の階でのボヤで、今はもう消火も終え、大丈夫ですが、一応非難していて下さいと言われました。その言葉にやや安心して再びエレベーターで下へ降りたのでした。途中、これ止まったらいやだなと一瞬頭をよぎったのですが、乗ってしまったのでどうしようも出来ません。実はこの時が一番焦りました。

ビルの周りには居住人と共に、数人のやじ馬もいて、平日の夕方7時では見られない程の人の数でした。テレビ局の撮影隊が何やら煙の出ていないビルを撮っていましたが、おそらくは放送もされなかったと思います。

事の真相は、10階の一室で天ぷら油に火が引火し、一瞬燃え上がり、消防署に通報したのですが、その後すぐに、居住人が消火器で消し止めたということらしいです。通報されたので、隣にある消防署からサイレンもなく、ビルへと来たのですが、消火活動(放水等)はしていないようです。

大事に至らなくて良かったなとの思いと同時に、やはりいつ何があってもおかしくないのだなと改めて考えてしまいました。未来は誰にも分からないから、いかなることが起きてもおかしくないのです。それゆえ、今が大事なんです。

こじつけでも何でもなく、素直にそう思えました。

その後、自室へと戻った時のpolkaの様子は普段と変わらないものでした。いやぁ、あの時は驚いたよとは言いもしません。変わらないことも大事なんです。

普段よりも少しだけ強く抱き上げると、polkaはいつものように腕の中でむずがり、スルリと逃げ出して行ったのでした。

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