2010年3月28日日曜日

丸1週間です。

吉野和彦写真展も丸一週間を迎えました。今週は月曜日も休まずに開けていることもあり月末に向けて雑用もあったりして、午前中に出ることが多いので、何かバタバタとしている感じです。お客さんが多く来られて混乱することは、このようなギャラリーではほとんど無いので、逆にオープンしてからの方が落ち着いて、何かを考えたりしていることが多いです。


見えられたお客さんは、一様に精緻な描写と被写体であるオブジェに感心している様子です。やはり、デジタル技術というか日頃から画面上で様々なイメージを見ることが多いこともあり、黒い背景から創造物としてのオブジェが浮き上がっている姿は、一見して現存している物体とは想像しがたく、CGのように見えますねという言葉をよく耳にします。

プリントも非常に光沢性を持って、色彩が豊かな階調で表現されていますので、余計そのように感じるのかもしれません。

今回は、タイトルの下にオブジェの大きさをキャプションで付けているのですが、その大きさからも驚きの声が出ています。もちろん、8×10という今ではあまり目にすることが出来ない大型カメラで撮影を行っていて、しかもそのカメラ自体は本当に簡単な構造で出来ていることを説明すると、ますます信じられないといった感想を話されます。

今回の作品は、純粋に写真が好きな方だけではなく、デザインや造形、イラストといった他分野のアートに興味があったり、そのような仕事や勉強をされている方にもうってつけだと思います。しかも、その良さは、画面上ではなく、実物を見ると何倍にも感じられると思っています。

会期は長いのですが、早めにそして何度でも見てほしいと思っています。

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