2010年3月15日月曜日

表現すること・・・その自由さ

今月の私的な催しも昨日で終わり、今回はごく少人数の参加になりましたが、とても有意義な時間が過ごせた気がします。ギャラリーで出している案内状をたまたま目にして、イメージに惹かれたり、思わぬ作家の名前に誘われるように訪れてくれた何人もの方々。ほんの一瞬だけ話をし、作品やギャラリーに触れて下さっただけで、また訪れてくれる方々には本当に感謝ですね。


先週告知した公募展”Sha-gaku”にもすでに何人かのお申込みがありました。1.5m~2mの幅の壁面にどんな世界を作ってくれるかは、楽しみでもあり不安でもあります。スタンダードに展示を考えている方やそうではない方々の作品が、壁伝いにさまざまな風景を醸し出してくれることでしょう。

音楽でもそうですが、調和や関連性はそれだけである種の心地よさを与えてくれます。しかしながら、不安定さや不協和も刺激としてとても大切な要素だと考えています。昔から表現手段のひとつのやり方として、起承転結ということが言われますが、分かりやすさの面ではとても理に適ったものだと思います。でも、みんながみんなそのやり方で表現していれば、見る側に分かりやすく、面白いものかというとそうではありません。

表現はもっともっと自由であって良いわけです。そんな、自由さも僕はみたいのです。時には理由やコンセプトなんかは必要でないとすら考えています。一歩踏み出して、自己表現する楽しさや困難さを肌身で感じて欲しいとの思いもあります。

そこには見も知らない人たちとの繋がりみたいなものも含め、日常では得られない何かを見つけることが出来るかもしれません。そんな出会いの場でもあってほしいのです。

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