2012年6月26日火曜日

展示って、それほど重要なことなのです。


さてと、今日は午後に”Love and Joy again”のカタログが出来てくる予定です。        

今回のものは、A5サイズ、24ページで、木戸孝子写真展で制作したものより、4ページ多くなっています。出展者が4名ですから、表紙と裏表紙は別にして、一人当たり5ページ分を割り当てています。構成は、出展者自身が行っていますので、それぞれの個性が見られると思います。

最近はオンデマンドでも結構印刷の質は上がって来て、少量の冊子は比較的安価で適度な質を持って制作出来るようになってきました。まぁ、実際の作品とは質感や色味はやや違っているのですが、写真の場合、普段見慣れている印刷物と変わりないと思われている方が多く、実際の作品を見られて、違っていると理解する場合があります。

本屋に並んでいる写真集にしても、その印刷方法はさまざまですが、作品個々が本来持つものとは違っています。プリントの素材、質感、方法が違っているので当たり前なのですが、個人的には空間設定が出来ないもしくは難しいため、感情移入が今一つになる場合が多いのもその理由だと思っています。

展示の醍醐味は、作品が持ちうる世界観を空間を使って表現出来ることです。それとともに、作品コンセプトやテーマも含めて、視認化させることが出来る利点(弱点も)があります。サイズや方法、構成の違いにより、見た印象が変わるのは、そのためです。一つ間違えると、作品本来が持っている良さを阻害してしまう恐れもあると言うことです。

展示って、それほど重要なことなのですね。

そして、やってみないとその難しさや楽しさは分からないものです。

そのあたりも、この場で感じてもらえたら、と思っています。



“Love and Joy  again“

201273日(火)- 729日(日)   
13001900、月曜日休み(16日は除く) 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。

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