2011年3月31日木曜日

「いつものように」~頑張ろう-18

今日で3月が終わり、震災から20日目になります。ずっとそのままにしている自室の片付けもしなければと思ってきたところです。ほとんど寝るだけの部屋に近いので、今すぐどうこうするつもりもなく、また余震もあったり、ガスも復旧していないから、片付けはそれからでいいかと思っていました。


テレビでは津波で水をかぶった部屋や商店の人々が、土砂やごみと化した家具類を片付けている姿が映し出されますが、単純にスゴイなと感じてしまいます。震災の被害がスゴイと思うのではなくて、こんな状況で何もしたくないだろうに、それでも懸命に事に当たっている姿にスゴイなと思うわけです。

元来、僕はずぼらな方ですから、周りが散らかっていても気にしないし、今必要なものがここにあればいいやと考えてしまうので、面倒なことは後々にしてしまいます。もちろん、それは僕自身にのみ関わることに限っていて、他人にも事が及ぶものについては、逆に早くしなければとの思いが強く、今この時点でしなくても良いのにと考えながらもしてしまっていることが多いです。

今は取りあえず自分のことだけを考えていれば良いのかもしれません。それでも、今の行動がどこかで周りと繋がっていることを意識しなければならないとは思っていて、関係ないだろうと高を括っていると思いがけない方向へ進み、取り返しがつかないことも経験的に分かっています。

だから、ほとんどお客さんも来られないギャラリーを、開けていたところで何になるのと言われるのを承知で、「いつものように」開けているわけです。

「いつものように」って、普段の生活でもっとも大切なこと。

これも、震災から受けた教訓のひとつだから・・・。



今日はあいにくの雨。でも、何か温かさを感じさせる雨です。

じき、春が来るのでしょう。



心待ちにしながら、頑張りましょう。

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