2011年3月24日木曜日

一条の光~頑張ろう-11

曇り空の中、時折差し込む陽の光が気持ちを温かくしてくれます。風はまだ冷たく、春の気配すら感じられないのですが、それでも太陽の暖かさは地震があったことを一瞬忘れさせてくれます。


今なお予断を許さない状況にある原発周囲の地域や沿岸部で家族や家を失ってしまった方々にとっては、そんな余裕すらないのでしょうが、少しでも陽の光を体に受けて欲しいと思います。

自然は残酷でもあり優しくもあります。僕たちはそんな自然の一部として生き、生かされている存在です。そうした自然との関わりの中から、生活として必要な水や電気、ガスといったものも享受してきたわけです。とても大きな代償と引き換えに、このことを今、再認識させられています。

今は絶望感しか感じられない人もいますし、未来に希望を見出せない人も数多くいることでしょう。それでも、僕たちはこの自然とこれからもうまく付き合っていかなければいけないし、生きていかなければならないことだけは明らかなことです。

そんな中、人間関係が希薄で、孤独感や閉塞感で包まれていると言われ、実際そのように感じていた人でさえ、実は人の心や気持ち、向き合い方は太古の昔からあまり変わっていないことに気付かされたのではないかと思います。

本来持っている優しさや温かさ、互いを思いやる気持ち、そしてそれを形や行動、言動として表わすことが出来さえすれば、永遠に真っ暗な闇の中にいることはないのです。現実的でないと言われることを承知の上で、僕はそう感じています。

一条の光があれば、向かっていけるはず。

そして、その光は周りにいるみんなで発していけば良いし、もしその光が出せない程疲れ果てている人は、それについていけば良いのです。



だから、僕はそれをアートや写真で提示していくしかないのかなと。



今日も無理せずに頑張っていきましょう。

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