2011年3月26日土曜日

自分は二の次~頑張ろう-13

震災から2週間が過ぎ、いまだその被災の規模や範囲が確定されていません。福島原発周辺の方々、避難所暮らしをされている方々、安否不明で心穏やかになりえない方々にとって、昨夜未明から降った雪はなんて非情なんだと思ってしまいます。


今、日本を始め世界中から支援や義援の動きが活発に行われています。頑張ろう、立ちあがろう、との復興の声がいつもどこかで聞こえてきます。被災者を元気づける、勇気づけようとするそういった言葉は、今だけではなく、ずっと送り続けて欲しいと思います。

そして、今後徐々に明らかにされていく事実もあるのでしょう。その時、自分の命を顧みず、周りの人々を救うことに奔走した名もない人々、今も懸命に見も知らない方の為に力を注いている人々、そういった高潔な心を持ちうる日本人が数多くいることを。

彼らには仕事としての使命感や立場といった部分より、個人としての思いの強さや意識の方が上回っているのだと思います。そう、自分は二の次なのです。そして、その事を身を持って示してくれたし、今もなお行っています。

やがて、落ち着きを取り戻し、冷静に現実が見えてくる時期がくるのでしょうが、その時点で初めて自分の置かれている状況を把握することになります。そして、新たな苦しみや悲しみに出会うことになるかもしれません。安心や安全、物も何もなく、生きることに一生懸命なこの時よりも、ずっと苦しい選択や決断を迫られるかもしれません。

そんな状況になった時、自分は二の次なんて言っていられないし、むしろその方が正しいことのようにも思えます。それでも、僕たちは忘れてはいけないのです。彼らのとった行動や意思を。

そうして、これから先、自分が出来ることを考え続けていかなければと思うのです。



頑張れ、自分自身。先ずはそこからです。

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