2010年6月6日日曜日

「16.55.32.24.27」

「16.55.32.24.27」


さて、この数字の並びは何を表わしていると思いますか。”Sha-gaku”に参加されているメンバーがそれぞれプリント作品として持ち込む数です。今回の写真展は、展示作品の他、ポートフォリオとしての作品も置けるようになっています。もちろんそれは、参加者の自由なのですが、全員が置いてくれています。

展示作品、ポートフォリオ作品共同一の方や、イメージサイズの違いだけの作品もありますけど、単純に合計しても154作品です。本日中に全ての展示が終了し、ほとんどのポートフォリオが揃います。これって、すごいことだなと思います。

昨夜、2人目の展示作業を終え、自室へと戻り、残りの作業内容をぼんやりと考えていました。最近何故か膝に乗ってくるpolkaを撫でながら、これまで展示してきた作品を思い浮かべていたその時に、何故か作品点数が気にかかりました。これまで、ひとりひとりのポートフォリオや展示作品を追いかけて、準備に必要なものをそれぞれ検討してきていたので、全体としての点数がいかほどになるかはあまり考えてはいなかったのです。

じっくりとそれぞれの作品点数を頭の中で思い浮かべ、この数字に達すると、知らない内に涙が出ていました。公募展とは言え、出来るだけお互いに満足する形で、多くのお客さんに見てもらいたいとの思いから、僕は知らず知らずの内に参加者の方々に無理を言ってきたのではないか、それでもそんな無理にもめげないで僕の要求に快く応じてくれている参加者の思いを直に感じたからなのかもしれません。

それぞれが違った仕事を持ちながら、短期間にこれだけの作品を制作し、写真展としての成立に寄与してくれています。はたして僕は、明日の開幕から彼らに対して何をしてあげられるのだろうか、今はそのことで頭と気持ちが一杯なのです。

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