2010年6月16日水曜日

さまざまな人との繋がりの中で。

昨日は、木戸さんが河北新報夕刊に紹介されていました。実は、昼間にその記事を書いて下さった記者の方がギャラリーに来られて、現在行われている”Sha-gaku”についても掲載して下さるとのことで、取材を受けました。もっとも、木戸さんの記事とは違って、小さなものだと思いますが、とても有り難いことです。


夕方に、新聞を見たという方から、ギャラリーの所在を確認する電話があったりして、是非とも多くの方々に見ていただき、木戸さんの世界に触れてほしいと改めて思いました。外はあいにくの雨模様ですが、今日もわざわざ北海道から写真家の方が見に来られる予定です。色々な繋がりの中で、少しずつでも広がっていければいいなとホント、素直にそんな気持ちです。

そんな思いのひとつが、先日発表したClub ”Blossom”なんです。写真を撮られる多くの方は、カメラ好きであったり、写真そのものが好きであったり、撮る対象に興味があるとか始めた理由はさまざまあります。好きな女性や子供の姿を撮りたくて、なんてことも動機としてあって良いわけです。

また、昔から出来た写真には、自分自身が表れるとも言われています。対象が自分自身ではなくても、そこに写っているものや色彩(モノクロも含めて)の雰囲気に、否応なく自分が投影されているようなことです。それは個性でもあるわけで、同じ被写体を撮っていても人それぞれの表現が異なるのと一緒なのだと思います。

そうした写真の数々を、一連の作品として発表してみたいと思っている方は、数は少ないかもしれませんがいらっしゃるのではないかと感じています。僕は、撮る行為、そして結果として撮られたものは、全て、自分自身や他の人に何かを伝える(記録することも含めて)ためのものだと考えています。

現在は、表現・発表の姿が色々と選択出来るようになってきています。しかも手っ取り早く、簡単に、情報としての発表が可能となっています。でも、それでいいのかなとも、正直なところ考えてしまうのです。だからこそ、現実のものとして、撮っている人の姿が見えてくるような、そんな表現・発表をしてほしいとも思うわけです。

Club ”Blossom”は、そんな人たちをひとつの繋がりの中で、あくまでも個の表現を目指すことを一番としています。しかもこれは、特別な人(作家や仕事として写真との付き合い方をされる方)の為へのメッセージではありません。信じている何か、いま感じていること、不安であったり、あるいは幸せであることを、もし誰か(身近な人でも構わない)に知って欲しい、伝えてみたいとの気持ちがあれば、それを形にしてみることって、素敵なことじゃないかなということです。

是非とも、この機会に一歩踏み出してほしいなと心から思います。

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