以前にも書いていますが、公募するにはそれ自体のブランド力や実績が無いとなかなか集まらないものです。一個人のギャラリーが出来ることといったら、やはり大手企業なんかのそれと比較すると、非常に限られていることも確かです。それでも、これまで行ってきた公募による企画展での作品は、それほど遜色ない質だったとの自負はあります。
初めて展示・発表する方も数多くいらっしゃる中、ある程度のレベルで行うには、それなりの理由はあります。本人の気持ちや意気込みといったものが一番なんですが、先ずは自分自身を解放し、こうでなくちゃとかこうあるべきといったものから自由にしてあげることが必要になります。
その上で、自分が表現したいことをより具体的に理解出来るようにしていくわけです。自分自身で漠然としているものが、見る側に分かるはずありませんからね。ですから、ここまでのやり取りがとても重要で、サポートの大半はこの時間に費やされるようになります。この辺りが他とは違う点かと思います。その後は自然の流れの中で、展示まで進むことが出来ます。
そして、大事なのは展示してからです。個展ではありませんから、他の人の作品を見るようになります。無意識のうちに必ず自分とそれらを比較します。そこからは、単に技術的な部分だけではなく、表現そのものやそこに隠された意思といったものを感じるようになります。これは、展示までに悩み、考えた行為自体が、そんな見せ方、感じ方をさせるといっても良いと思いますし、実際の経験をしたからこそ生まれるものだとも言えます。
百聞は一見にしかずと言われますが、一度の経験の方が、見るよりもはるかに大きな影響や理解を与えるわけです。
もし、自分もそうなりたいと思われた方は、参加してみて下さい。
いずれにせよ、自分で掴むしかないのですから。
○Photo Style
vol.1 同時開催 江口敬写真展 “風渡ル組曲”
2012年4月14日(土)- 5月6日(日)
13:00~19:00、4月16、23日(月)休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。
13:00~19:00、4月16、23日(月)休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。
江口敬写真展 “風渡ル組曲” :http://kalos-gallery.com/exhibition/concurrent_exhibition_1.html
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