2011年10月16日日曜日

最終日

最終日です。


予想通りというか予報通り、弱い雨が降っています。このまま予報通りだと、午後からは回復し、晴れ間が見られるようですが、実際そうなって欲しいと思っています。

出展者の何人かは、営業時間後には撤収を行う予定です。そういえば、全体の展示状況の写真を撮っていないのに今気付きました。早速、この後撮らないといけませんね。僕の場合は、情報と記録だけの写真しか撮らなくなってしまいましたから、そこから見えるものは、かつてそこにあったモノ、状況といったこと以外の何物でもありません。個人的には、その時の思い出や感傷のようなものが思い出されることもあるのですが、それを見た時の感情は、たとえ関係した人であっても、伝わることはないと思っています。

元々、写真は残すことを目的とされたモノであって、極端な話、そこに感情は必要ありません。しかも、それらの多くはとても個人的なモノもしくは情報の一端としてのそれが一般的です。切り取られた写真という断片はその人自身の記憶、モノとしての情報ではあるけれど、全てに何らかの感情を持つこともありません。

現在、身の回りにある幾多の写真のほとんどがそうですし、誰もが一日に一度は写真を見ているわけで、そんな状況の中、写真の持ちうる表現の可能性や価値を語ってもピンとこないのは不思議なことではないのかもしれません。むしろそれが当然なこととも言えます。

では、展示までして発表する作品としての写真は、何が違うのかという疑問が当たり前にように起きるはずです。ましてや、それらを提供するだけのギャラリーの存在とは?と思うことでしょう。

答えは、実際にこの場で直接目にしてもらう以外ありません。



今日、ひとつの企画展が終幕を迎え、消えていきます。

自分なりの答えを見つけに来てもらればと・・・。



○PHOTO AID Miyagi 2011~一歩前へ~

 2011年10月2日(日)~2011年10月16日(日)

 13:00~19:00、月曜日休み(10月10日は除く)、入場料 \300

 期間中何度でも入場出来るパスポート制です。

http://kalos-gallery.com/exhibition/current_exhibition.html


○福島隆嗣写真展 「恐ろしいことを考え続けるための都市実践」

 2011年10月30日(日)~2011年11月20日(日)

 13:00~19:00、月曜日休み、入場料 \300

 期間中何度でも入場出来るパスポート制です。

http://kalos-gallery.com/exhibition/next_exhibition.html

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