2010年7月1日木曜日

久しぶりに朝日を感じながら

久しぶりに朝日を感じながら目覚めました。それほど厚くないカーテン越しに見える光は、それだけで気分が良くなります。起き上がり、カーテンを思いっきり引いた瞬間に差し込む明かりに、一日が始まる実感と今日も頑張ろうという気が起きてきます。


そう感じるたびに、僕はひどく単純な人間だなと思ってしまいます。いつもとは違う一日。そんな日はごくごく稀であって、大抵は普段の流れの中で進んでいくものです。でも天気の良い朝を迎えた日ぐらいは、ちょっとだけでも期待感を持っても良いのだと思うのです。

昨日は”Sha-gaku”参加者の最後の撤収があって、2人で作品を壁から外しました。現在、ギャラリーの壁面には写真作品がひとつもありません。真っ白な壁に囲まれて、中央にある作業テーブルの上に、祭りの後の残骸のようにキャプション類が置かれています。

ひとつの会期が終了すると、いつもこんな感じです。あれほど悩み、考えながら展示していた作品も、片付けるのはあっという間です。今回は壁面ごとに各人が撤収をしましたので、余計そう感じたのかもしれません。

今週はそんながらんとした空間にひとりでいる予定です。まぁ、一日中籠っているわけではありませんが、大半はそんな感じです。僕のような存在は、他人からすれば普段は何をしているのと言われがちですが、時々自分でもそう思うことがありますので、致し方ないのでしょうね。

芝居や興行にしても、その裏側をお見せしてもつまらないですし、作品の良し悪しは披露したものでしか評価されないわけですから、それで良いのです。ただし、過度に自分よがりにならないようにはしています。言葉を変えると、自分の考えだけで物事を決めつけないようにする事ですね。そんな意味も含めて、改めて見直すためには、時々は何も考えない時間が必要になります。

来週早々には、次回の展示が始まります。今まで頭で描いていたものが現実のものとなります。本筋に変化はありませんが、ところどころ思い描くことに変化があります。それが良いのか悪いのかは、もう少し考える時間が必要です。

煮詰まってきたら、アジサイでも見に行きましょうか・・・。

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