2010年7月14日水曜日

人の繋がりや縁

前写真展”Sha-gaku”、そして現在行われている木戸孝子写真展から、県外から訪れる方が増えています。もちろん、これは参加して下さったメンバーや作家本人のお知り合いの方がほとんどなのですが、それにしても有り難いことだと感じています。


新幹線を始め、交通機関の発達により、短時間で移動が可能になったとはいえ、普段仕事以外で遠出をすることは、年に何度もありませんし、家族と一緒に旅行であるとか帰省の為とかが普通です。僕自身、昨年こちらに戻ってきて以来、芝居や展示会の情報を目にするたびに行ってみたいとは思いますが、いざ実行に移そうと思うとなかなか出来ないわけで、今年の5月に古澤君が出演した芝居を観にいったのが一番の遠出だったわけです。もし、古澤君が出演しなければ、おそらくは行かなかったと思います。

東京往復で時間にして4時間、観劇に3時間程度です。一日で済んでしまう話です。まぁ、観劇時間の制約もあり、結局は1日泊まりの行程にはなるのですが、そう考えてもたった2日に渡る話です。それでも、自分の中では結構大事になり、polkaをどうしようかとか次の日の営業に間に合わせるにはとか何時にあの人に会うにはとかいろんな事を考えたりしてしまいます。(この際だからと欲張ってしまうのですね)

だから、こんな東北の良く分からないギャラリーに他県から来ること自体、普通では考えられないことなのだと思います。そんなことをいつも思いながら、期待に違わぬ感じを持っていただけただろうかといつもお帰りの後に考えるのですが、その時点で不快感をあらわにする方も滅多にはいらっしゃらないので、本当のところは分かりません。

それでも、人の繋がりや縁というものは、そんなところから徐々に広がっていくように思います。そして、そんなリアルな繋がりは、ネット上での瞬時の繋がりより遥かに強い印象と感覚を持って生身に触れてきます。だからこそ、大事にしていかなければいけないのでしょうね。その時感じる痛みや喜びなんかを丸ごと受け止め、受け入れながら・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿