ギャラリーレンタル料金を期間限定で下げています。公募企画に参加された方が費用を抑えることが出来るのですが、やはり個人やグループとして自主的な発表をしていただきたいからです。
以前も書いたように、仙台は都市規模からして多くのギャラリーや施設がありますので、さまざまな方法で発表は出来ます。でも、そのほとんどはただのスペース貸しですから、初めての方にとっては負担が大きい為、したいと考えていてもなかなか踏み出せないような気がします。おのずと、経験のある人を中心としたグループでの発表が増え、本当の意味での個としての表現が見えないようになってしまっているように感じます。
それが良くないと言うつもりはありません。そうやって育まれてきた仙台としての写真文化ですから、もっとも県民性に合っているのかもしれませんから。でもね、敢えて言わせてもらうと、たとえグループの様相であっても、個がそれぞれに表現されていない、伝えたいものが希薄な作品からは、表層のイメージだけが見えてくるだけで、伝わるすべもないのです。
例えば、写真やカメラが好きで、趣味の範疇で楽しんでいる方が10,000人いたとします。その中で、いつか自分の写真を作品として発表したいと思っている人は一割程度として、1,000人になります。そこから実際にアクションを起こそうと思われる方は、これも一割として、100人ですね。これらの人たちが、いくつかのグループの中で発表することを選んでいるとしたら、個として発表をしようと思われる人は、わずか数名になるわけです。
でも、そんな数名の方が個として発表し、それらを地域で支え、応援し、どこであっても通用するような作品を作り上げていったとしたら、それはとても素敵なことのように思うのです。
可能性という点では、誰にも平等だと思いますしね。
○Sha-gaku vol.4 “人生は前にしか進まない“
2012年3月18日（日）- 4月8日（日）
13：00～19：00、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。
13：00～19：00、月曜日休み 入場料 \300
期間中何度でも入場出来るパスポート制です。
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