2011年5月9日月曜日

13年目の春

今日はpolkaの近況報告を。


震災以来、余震もたびたび起こっていることもあり、その度に身を固くして周りをキョロキョロと眺めていたり、訳もなく(訳はあるのかもしれませんが)部屋をウロウロと歩き回ったりしていたのですが、最近はだいぶ慣れてしまったのかそれほど頻繁に動き回ることはなくなり、すっかり元通りのような感じです。

ただ、朝方僕の身体の上で寝ているでもなく、何となく寛いでいる状況が多くなっています。以前は水やエサを要求しに、耳元で鳴いたり、身体に乗ってきたりしていたのですが、特にそんな素振りもなくただじっと乗っかっています。僕は寝ているわけで、直後は気づかずにいるのですけど、次第にその重さを感じ、自然に眼を覚ましてしまいます。

まぁ、僕としては乗られるぐらいなら何ともないさと思っていますし、眼を覚まし身体を動かすと、polkaは飛び降り、それからは特に要求もしてこないので、単純に暖かさを求めてそうするのかもしれません。その後、僕はまたウトウトとして、眠ってしまうのですが、また乗ってくるかといえばそうでもなく、全くもって気まぐれです。

polkaを見ていると、彼は今あるこの生活や現実が、将来においても変わることがないものだと思っているようです。自分が死に向かっていく感覚もないのかもしれません。もちろん今は僕だって常にそんなことを考えているわけではありませんから、同じだと言われればそうだねと答えるしかありません。

それでも自分も含め、今ある環境や状況を自然なままに受け入れている(言い過ぎか?)ように見えるのは、たぶんにそこに鈍感さがあるように思えます。あれこれと思い悩み、ああしようこうしようと考えた挙句、結局は何も出来なかったり、その前に事情を敏感に察知して(したつもりで)止めてしまったり、そんなところはまるで見られません。

聞いても答えてはくれないから、僕が勝手にそう思っているだけで、実はものすごい葛藤や感情を持ちつつ、日々を生きているのかもしれません。言葉が通じたとしたら、そんなにお前ほど鈍感じゃないさと噛みつかれるかもしれません。

いずれにせよ、ほぼ変わらぬ日常がpolkaの周りにはあります。

そう思うと、やや鈍感に見られるぐらいがちょうど良いのかもしれません。

そして、いつもと変わらぬ13年目の春を迎えたのでしょう。

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