2011年5月22日日曜日

「いつものように」

今日が最終日です。外はどんよりとした曇り空、と見上げていたら、雨が降り出しました。僕は雨男というわけではないのですが、企画展最終日がすっきりとした晴れだった記憶があまりありません。と言っても、イベントがあるわけでもなく、今まで通りにお見せするだけですから、ほんの少しの寂しさも感じつつ、いつものように開くだけです。


誰しも、時々は、いつもとはちょっと違った何かを期待することってあると思います。元来変化を嫌う人でさえ、毎日同じことの繰り返しでいいのかと思うこともあるだろうし、たまには気分を変えたいと考えるはずです。単純に気分を変えたいだけなら、自分の出来る範囲で行えますし、ある程度の期待感は満足に変わるかもしれません。

自分ひとりだけではなく、他を巻き込む場合において、何かを期待し、行動するにはちょっとだけ勇気が必要になります。僕もそうですが、それって決まって良い事を想像しているし、誰しも嫌な思いをしたい、させたいとは考えません。そして、大抵の場合は、そんなことはありえないなとかまだ時期尚早と感じ、多少不満ではあるけれど今の状況を良しとして、変わらない毎日を選ぶわけです。それでも、どこかでくすぶりの種は残っていたり、このままではつまんないよなとも感じながら、自分で出来ると思えるその機会を待っているのだと思います。

一方、「いつものように」する、それを長く続けることって、実はとても難しいことだと僕は思っています。なぜなら、人は一度しか生きられないわけだし、その中で成長したいとかもっと違った経験もしたいと思うのが自然な考えですし、それには自らを変える行動を取る必要があるからです。気持ちだけで動いてしまう事だってありますからね。

だから、「いつものように」は、何かを行うことへのアプローチであって、そこまでの猶予期間でもあるわけで、ただいたずらに時間だけが過ぎていくものではないのです。

さてと、いつものように準備をしますか。

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