2011年5月6日金曜日

展示状況そしてお願い

今日も写真展会場の一部を紹介します。昨日は3D写真の展示状況でしたので、奥側の部屋にあるピンホール写真の展示状況を載せます。



全紙、全倍、B1とほぼ大判写真が展示されていますから、結構迫力があります。レンズもないただの箱のようなもので、撮影されたとは思えないほどの鮮明さが感じられます。フィルムは8×10、A4をやや小さくしたサイズですから、これだけ写っているのですね。自作のピンホールカメラも参考展示していますので、カメラに対しての印象が変わるかもしれません。

さて、今日はもうひとつお願いです。

現在8月予定のSha-gaku vol.3の参加者を募集しています。Sha-gakuも今回で3回目となり、過去の2回においては、それぞれの個性と構成が表れ、お客さんにも大変好評でした。いずれはここで参加をしてみたいと話されていた方もいらっしゃいましたが、震災影響もあり、まだ参加者が集まらない状況です。

写真は改めて記録としての重要さと人の心にも繋がる貴重なものとして再認識されました。だからこそ、その写真を持って、表現し、発表することに大きな意義があると思っています。また、こういう機会は、テーマやコンセプトの決まったコンテストとは違い、自分自身を主役として、誰に左右されるでもなく自由に表現出来るものです。

人は生活をする時にほとんどは理性にしたがうものです。逆に感性はその場の思いつきや感情に駆られたもので、それを信じ、すぐ行動として表わすことは少ないものです。それでも、本当に自分が感じ、したいと思うことって感情の中に大抵含まれているもので、これをしてしまったら忙しくなるぞとか何の得にもならないかもといった理性とも言いわけとも(自分に対しての)いえるものに敵うはずがないと思っています。

今回の震災で支援をしたり、義援金を送ったりする方のほとんどは、そうしたいという根源的な感性から、そうしているのだと思えるし、のちのち自分に何かが返ってくるものだからしてるんだと思っている人は少ないでしょう。

写真を通して、自分自身を表現し、周りの人々にもその思いを伝えたいと感じた人は、是非申込み下さい。

そうでなけりゃ、カメラなんてただの便利な道具のひとつになってしまうと、僕は思うのです。


0 件のコメント:

コメントを投稿