2011年5月26日木曜日

何度でも

昨日に引き続き、今日も音楽の話。


というのも、昨夜見たNHK “SONGS”でのドリ・カムのステージ・ライブがあまりにすばらしかったから。わずか30分にも満たない音楽番組のそのステージに思わず感動してしまったからです。

吉田美和さんが作る詩の世界は、とてもストレートで素直です。妙に意味深なところも無く、易しく、そして優しく心へと伝わってきます。曲に関しては、専門外なのですが、リズムや旋律、コード進行とか転調であったりとか、かなり高度なテクニックもあるのでしょうが、聞く側にそんなことを考えさせることなく、自然に耳に飛び込んできます。

昨夜のステージは自らが選曲し、構成をしたものとのナレーションがありましたが、震災を意識していたとはいえ、それだけではないもっと大きなものを感じました。ベタで気恥ずかしい言葉だけど、愛のようなもの。

彼女が途中「絶望の中にいる人々にとって、音楽が生きる力になるかどうかはわからないけど・・・」と話していたところがありましたが、すごく共感してしまいます。アートの存在って、ふと偶然耳にしたとか、目にした時に、心地よい気持ちになったり、癒しや安らぎを感じられたり、或いは驚いてしまったり、哀しくなったり、そんな程度で良いのかもしれません。

それから続けて、曲を発表し、歌い続けていることがない限り、偶然にでもそんな機会に触れられないわけだから、そうしていくからと話していたけど、それってほんとうのところなんだろうね。

7月予定の “Love and Joy” まだこれからなんだけど、何か後押しされている気分になってきます。

昨夜のオープニングがこれ

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