2010年12月31日金曜日

2010年最後の日

2010年最後の日になりました。今年最後だからといって、特に変わったことをするでもなく、こうしていつものようにブログを書いています。ここ数日は今年を振り返るような番組がいくつもあり、この一年に起こったことなのに、何か遠い昔の事のように感じます。


昨日もブログを書いた後、午前中早めに部屋へ戻り、掃除やら洗濯をしながら昼食を済ませ、少しだけソファーに横になっていました。polkaも僕のお腹に乗り、伸びをするように身をあずけていたのですが、そんな重さを感じつついつしか寝てしまっていました。眼を覚ますと同時に、付けたままのテレビでは夜の番組の再放送をしていたようで、一瞬、今がいつなのか戸惑ってしまいました。polkaは既に僕から離れ、一人掛けソファーで身を丸くして、ウトウトとしています。

ゆっくりと起き上がり、コーヒーでの飲もうかと台所へ向かったのですが、何故かギャラリーが気になりました。動き回った僕のせいで眼を覚ましてしまい、そんな僕をじっと見つめるpolkaを残し、降りていくこととしました。エレベーターを降りると、ギャラリーのドアを覗いている女性がいます。すぐに分かりました。以前、イベント時に手伝ってもらった女性です。今日が休みだとは知らずに、仙台に用事があったので、ギャラリーに来てくれたようです。

その女性は仙台から少し離れたところに住んでいるので、頻繁には来れません。おそらく、4カ月ぶりになると思います。それほど、変わらない様子に安心しながら、暖房も付いてないまだ寒いギャラリーへと入ってもらいました。それから、1時間ほどあれこれと話をしてから、帰ったのですが、僕がもし降りて来なければ、そのまま彼女は帰ったのだろうなと考えました。そう感じたわけでも、知っていたからでもなかったのに、全くの偶然にこんなことがあるのだととても不思議に思いました。

これも縁なんでしょうね。いろいろな縁が人を繋ぐとは経験的に分かっていても、その場に居合わせないと現実のものとして感じないものです。こんな小さなギャラリーで、ただ写真やカメラに興味があったり、アートに関心があるというだけで、様々な人と出会いがあり、いつもこれきり(次には会えないかもしれない)だと思うようにしながら接している毎日ですが、こんな日もあるのですね。

明日から2011年、個人的にも世の中的にもどうなるかはまるで分かりません。このギャラリーもいつまで続くか分かりません。でも、いつの世にも変わらないものはあるわけで、人それぞれ、それらをひとつのよりどころにして生きているのだと思います。

僕にとってのそれは何かと問われても、具体的に説明するのは難しいのですが、ひとつ言えることは、多くのものや人のためではなく、身近にいる人であったり、手の届く範囲のものにもっともっと眼を向けていくことかなと思います。そこに、新しい価値観なりを発見していければと。

それでは、皆さん良いお年を迎えて下さい。

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