彼にとっての初個展でもありますから、僕自身彼の前では平静を装いながら、正直かなり力が入っています。但し、突拍子もない奇抜な演出にはなっていません。ごく自然の内にその世界に入り、どなたでも何かしらを感じてもらえるのではないかと考えています。
以前も書きましたが、Sha-gakuで出会い、それからわずか6カ月での個展開催です。これだけで、本当に出来るものなのと言われる方がいらっしゃいます。おそらくは、ただ作品を揃えただけの自己満足的な写真展じゃないのと訝しがる人もいるでしょう。
先ずは、ご覧になって下さい。見られた上でなら、そのような意見に対しては真摯に受け止めたいと思っています。展示会ってある意味そういうものですから。
自己を見つめ直しながら、そこから生み出されたものを作品として昇華させ、「見せる」ことを意識し、構成していくには思った以上の力が必要です。でもね、人って自分が出来ると妄想にも似た確信を持つと、大抵のものは出来るのです。そして、実はそのゾーンに到ってしまえば、既に制作の80%は終了しているとさえ、僕は思っています。
だから、その結果として、身を晒し、評価を受けることは、楽しみではあれ苦痛ではありません。
これは彼の長い人生の中の、たった4週間の出来事です。
見逃されると後悔する、そんな写真展になっていると思っています。
今週末からは是非こちらへ足をお運び下さい。
あっ、もし待っていられないという方は、お電話を下さい。
重い扉をあけますから。
0 件のコメント:
コメントを投稿