2010年12月27日月曜日

時を忘れ、話は尽きず。

トークイベントも無事終了しました。来て下さった方は7名と予想通り少人数になりましたが、この年の瀬の忙しい中参加していただき感謝しています。こちらの方はなかなか感想や意見といったものを口にしないのですが、活発な意見や質問が飛び交い、非常に中身のある話が出来たんじゃないかと思っています。その後の作品レビューでも、作品をお持ちの方はひとりでしたが、ほぼ全員が一緒に見て、聴いてくれていました。


アマチュアで写真を撮る方は、実は同じように写真を撮られている人たちの作品にとても興味があるのですが、作品も含め本人の制作に到る話なんかを聴く機会はあまりありません。だから、どんな思いをもって、撮影をし、作品化しているのか聴いてみたいのです。実際の話、第三者の見解やリベラルな眼で見た感想は、サークル等での仲間内では聴けませんからね。

昨日は本音のところや実際のプロセスとかをお話出き、僕にとっても、とても楽しく、有意義な時間だったように思います。そういった意味ではこの会期は、もっと多くの方に見て欲しいとの思いをさらに強く感じました。所詮はアマチュアのレベルだろうとか、使っているカメラはデジタルだしねえと言われる方は少なからずいます。それは、とても哀しいことです。

物事の本質は、その方法・手段に寄らないはずです。これは誰もが経験し、感じていることだと思います。作品の評価は、究極のところ、作品自体にあるのではなく、それを生み出す、作り上げた人に対して向けられるもので、しかもそれは同じフィールド、時間といったものに依存しません。時が経ち、違った場所で見た時に感じたことが、以前と違ったとしても間違ったことではないわけです。それもまた作り上げた人やそれを見る人がそれぞれに感情を持ち、多面であり、見る側は作品以上にそれを生み出した人に対して無意識のうちに眼をむけているからです。

さて、今日は午前中に少しだけ外出をします。それから、先日予告したように、展示作品全点をサイトで公開します。これは、見に来れない方々にお見せしたいとの気持ちもありますが、実際の作品を会場で感じて欲しいことが一番です。その予備情報ですね。

そんなわけもあり、年明けの開廊日を変更しようかなと思っています。まだ江口さんには話していませんが、2011年の始まりは4日(火)にします。営業時間は18:00までになりますが、お休みで家にいるのに飽きたとか、この日なら行けるかもと思ったなら、是非お越し下さい。

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