2010年8月27日金曜日

秋への予兆

どんよりとした曇り空。今朝はそれほどの暑さは感じられません。それでも、天気予報では日中は30℃を超えるようで、真夏日更新が続くようです。昨日は夕立もあり、ここ数日天候が安定していないのも、もうじき来る秋への予兆なのかもしれません。


季節の中でも、秋と言えば、「○○の」と多くの形容詞が付くものです。食欲、読書、スポーツ、芸術と、今思いつくだけでもこれだけありますから、人によってはもっとあるのでしょうね。それぞれの形容には、諸説いろいろとあるようですが、本当のところは明確ではありません。僕自身は、夏のギラギラした太陽の季節から、しんとした冬の季節の間の気持ち的にも体調的にも比較的落ち着いて物事に当たれる感じからそう言われるのだと思っています。

人は不思議なもので、そう形容されることで、何かそうすることが当たり前と言うか季節的にもいい感じだよねとか思えて、行動に走ることがあります。食欲は別にしても、形容されるほとんどは生活に直接関連していませんし、特にこの時期にしなければというのも案外少ないものです。

これも一種のモチベーションなんでしょうね。形容される言葉を見たり、読んだりして、理由はどうあれ、その人自身にその気が生まれるのですから。人って、そんなに単純なのと言われそうですが、もともとはいたって単純な生き物であったはずです。それが、社会状況や自分を取り巻く環境がそんな単純な思いとか考えを阻害し、自分自身で抑制しせざるを得なくなってしまったり、複雑に考えた挙句結局は時を失して行えなくなっているような気がしてなりません。

僕は、モチベーションのもっとも大きなものは、自身の気持ちなんだとずっと思っています。あてがえられたり、押し付けられたり、促されたりしても、自分にそれを行おうとする核が生まれない限り、決して芽生えないわけです。種は自分で蒔かないと・・・。

秋は、そんな自分の気持ちをもう一度落ち着いて考えさせてくれる季節でもあるのです。

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