2010年8月23日月曜日

観に行きたい展覧会

今すぐにでも、観に行きたい展覧会があります。


現在、宮城県美術館で開催されている「新しい美術の系譜」国立国際美術館(大阪)の名作(-10/3)がそれです。サブタイトルにあるように、大阪にある国立美術館巡回展として開催されるもので、6000点に近い国立国際美術館の所蔵品の中から、同館が誇る名作約75点を精選して紹介していると、サイトに掲載されています。

1か月程前に近くにあるコンビニでポスターを目にした瞬間に、観に行きたいと思っていました。そのポスターに使用されているイメージがこれです。


1969年、ドレスデンまれの女性写真家ロレッタ・ラックスの写真作品です。パステル調の淡い色調に縁取られたとても無垢な瞳を持つ女の子ですが、数年前初めて見た時は絵ではないかと思いました。後で調べてみると、デジタルカメラで撮影した子供や風景写真、描いた背景物をデジタル合成、色彩を調整したものをプリントしているようです。

これもまた写真として新たな表現方法のひとつです。でも、その時僕はそんな技術的なこと以上に、子供たちが無機質に描かれている点に、非常に興味がそそられました。そして、同時にその中に潜む何か得体の知れない恐怖や憧れに近い感情を覚えたものです。

今回、絵画を始め、多くの写真作品が展示されているようです。その作品はいわゆるスタンダードな写真作品ではなく、現代美術のそれに近いものが多くあります。

われわれのような個人経営もしくは小さなギャラリーでは決して出来ない展覧会の類です。たとえ、巡回であっても美術館はこうでなくちゃと期待させてくれるものだと思います。

生憎、休みが被っているので、現在の企画展が終了したら観に行こうと考えています。皆さんも観ておいた方が良いですよ。

おっと、その前にうちの企画展も面白いですから、是非観に来て下さいね。
お待ちしています。

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