2010年8月20日金曜日

展示終了・・・明日開幕です。

展示終了しました。


日頃の運動不足が影響してか、腰痛持ちの僕としては、準備期間のこの時期に少しだけ腰に違和感を覚えるのですが、壁一面に作品があるギャラリーを眺めているとそんなことも忘れてしまいます。最終のライティングを終え、一斉にスイッチを入れた瞬間が一番の楽しみですね。

菅原さんの展示はライティングにもかなり気を使っています。Jazz Barの雰囲気そのままに、作品から音やその場の喧騒が聞こえてくるような感覚になってもらえると良いのですが。一方、亀掛川さん、小出さんの展示は、普通のギャラリーの明るさなのですが、入口からの全体の暗さにより、いっぺんに明かりを得たような感じになります。

その辺の対比は、初めから狙っているわけではありません。3人による写真展で、そのテーマも作品表現も異なるのですから、まとまりが付かなくても仕方ないかなと思いつつ、そんな中でそれぞれの世界を伝える為にはどうすればいいのと考えた結果のものなのです。

そうは言っても、ギャラリー全体の雰囲気は、以前のそれとは全く異なった様相を示していますので、その辺りのお客さんの反応は楽しみの一つではあります。これも、ギャラリーが、L字であったり、壁面が画一的になっていないところが活かされているのではないかなと思います。

世の中や世間というものは、自分の狭いフィールドで活動していると、時折平凡でつまらないもののように思えてくるものですが、その外に一歩踏み出してみると意外にそうではありません。また、人は変化を嫌う生き物ですから、各々に自分の領域といったものが感覚や感情の中にもあるのですが、少しだけその領域から外れると自分自身に或る違った部分が見えてくるものです。

今回は、3人の作品から、そんな部分を見て、感じていただければと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿