2009年12月8日火曜日

オラファー・エリアソン  あなたが出会うとき

昨日の仙台は風が強く、「大雪」にちなんでとても寒い一日でした。昼間は次回写真展のDMを置いてもらう為、自転車で仙台市内を走っていました。時折陽が射すこともあったのですが、小雨が降ったり、曇ったり猫の目のような天気でした。午後2時過ぎにはみぞれのような雪がほんの数分降ったらしいのですが、これがそうだったのかと思えるような初雪とは感じられませんでした。


仙台では芸術全般については仙台メディアテークという文化施設が有名です。仙台メディアテークは設計を世界的な建築家である伊東豊雄氏が手掛けており、市の文化施設(図書館、ホール、展示場がある)でありながら、その外観や内部構造に建築物としてのさまざまな特徴を持っているので、そのデザイン性も含めて多くの方が見に来られます。

いつも、1階にある「NADiff」にDMを置かせてもらっているのですが、他にも多くのDMやチラシが置いてあります。時折、覗きにいっては、他に面白いものが無いかをチェックしたりしています。昨日はその中で、とても懐かしい名前を発見しました。

それは、オラファー・エリアソンです。

オラファー・エリアソンさんは、デンマーク生まれの現代美術作家で、色、光、鏡や霧などの自然現象を駆使して、インスタレーションを制作しています。手に取ったチラシは、現在、金沢21世紀美術館で始まった大規模な展覧会の案内でした。

Olafur Eliasson Your chance encounter  (オラファー・エリアソン あなたが出会うとき)
2009年11月21日-2010年3月22日  金沢21世紀美術館
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=45&d=460

オラファーさんの作品を、言葉や写真で説明するのは非常に難しいですね。その作品内部に身を置くことで、発生している現象を体験し、感じるようなものなので、実際に見に行かなければ分からないと言っても良いと思います。


オラファーさんの作品は2003年頃にネットで偶然知ったのですが、その後2005年末か2006年初めに北品川にある原美術館で展覧会が行われ、その時に初めて作品を体験しました。交錯あるいは一定の周期で動く光の軌跡や部屋全体に放された色彩の内部に入り込むと、当然非日常でありながら、何故か穏やかでもあり、また、適度な緊張感が自身の知覚を刺激します。とても不思議な体感だったことを、今でも覚えています。

お近くの方は、是非体験してみたらいかがでしょう。

そう言えば、原美術館に見に行った時に常設展示を制作すると聞いていましたが、どうやら伊香保にあるハラ・ミュージアム・アークに、今年の10月完成したようです。こちらも隣に牧場もあり、気持ちの良い場所です。また、行かれた際は、是非牧場直産のアイスクリームを食べることをお勧めします。

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