2009年9月20日日曜日

世間は狭いですね。

今日はずっと出かけていて、今ギャラリーに戻ってきました。

朝一から恒例のと言うか、彼岸でもあるので墓参りに行ってました。東京にいた頃は、全くそう言う機会もなく、罰当たりなことをしていましたので、行くのは当然のことだと思っています。

叔母の旦那さんが運転する車に、両親を含め5名でそれぞれに関連するお墓をお参りします。高台にある墓地から眺める景色は、やっぱりここは東京ではないんだなという思いを強く感じさせます。まだ緑濃い山に囲まれ、墓参りをしている他の家族を見ていると、これまで変わらずに粛々として行われてきた歴史の長さを感じます。そして、そこには人や家族が日常の営みの中にこそ、厳然として過去と繋がっているのだという事実が見られるわけです。

墓参りを無事終えた後、僕は自転車に飛び乗り仙台駅へ走り、地下にある駐輪場に止め、塩釜へと向かいました。今、塩釜では「塩釜フォトフェスティバル2009」が行われています。昨年から始まったこのイベントは、地元出身の写真家平間至さんが中心に、さまざまな写真関係者や地元の方々の協力の元、今回で第2回目の開催となりました。

今日は、ポートフォリオレビューがあったので、以前から観に行くつもりではいました。
朝から時間が押していたので、間に合わないとは分かっていましたが、今日だけだったこともあり、とりあえず行ってみました。会場に着いた時には、やはりレビューは終了していましたが、一角に置いてあった参加者のポートフォリオを見ることが出来ました。

作品もうまいし刺激的ではありましたが、何か物足りない感じがします。作品の傾向は多岐におよび、個性あるものだったのですが、わぁ、写真だというようなドキドキする感じが得られなかったのが残念でした。

会場の何人かはギャラリーに来られた方でした。もっぱら、その方々との話の方が中心になったような気がします。

仙台に戻り、遅めの昼食をした後に、市内の4会場で行われている「仙台写真月間2009」のひとつを見にいきました。仙台メディアテーク近くにある「ギャラリー宙(ソラ)」に行ってみました。初めて行くギャラリーでしたが、本当に地下にあるギャラリーでした。作品はモノクロで撮られた群草の写真でしたが、僕には合わなかったような気がします。

また、そこの入口に自転車を止めていた時に、またまたギャラリーにみえられたお客様とお会いして、自分も見に来たとおっしゃっていました。一緒に中に入り、観て、一緒に出てきましたが、特に感想も言わずに外で世間話をしてしまいました。

見にいきたいんだけど、なかなか休みが合わなくて、と話されていましたが、そのお言葉だけで充分です。

今日は、久しぶりに自転車が大活躍、そして世間の狭さをあらためて実感。
一歩ずつ、繋がりを持っていくことが、大事なのですかね。

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