地域や地方における文化意識の差はいまだあると思っていますが、そればかりに気を取られて、自分の求めようとしている表現に向き合えない人が多いように感じます。また、いわゆる流行りや時流に乗ることは、プロであれば、ある程度は必要なことですが、一般のアマチュア写真家がする必要は無いと思います。
ましてや、その中でも、自分の写真を作品とし、何ものかを表現したいと考えている方にとっては、わがままなまでに自己を追求していくことや逆に肩の力を抜いて素直に表現していった方が良いのではと常々思っています。
世の中にはさまざまな手法や技術に関する写真雑誌や書籍があります。それらの多くは、こんな状況にはレンズはこれが良いとか、こうセットしたならこんな感じに撮れるとか、○○風に撮影するにはといったことが述べられています。これらの中には、しっかりと理論を学べるモノもありますから、一概に良し悪しは言えません。つまりは、それらを生かすも殺すもあなた次第ということです。
参考書は、答えが幾つもある、或いは無いものに対しては、ひとつの方向性を示すものです。まさに、表現とはそういったモノですから、ひとつの答えに縛られたり、自ら型に嵌めてしまい、自己表現を阻害してしまうこともあります。
結局のところ、自分が出した答えに、客観的な評価や判断が下される時、そこにあるモノが何ものであるかがハッキリすると言えるような気がします。そうして、その時々で右往左往しながら、間近の目指すポイントへと目を向けられるのですね。
そうして、いつしか、これがターニング・ポイントだと思わせてくれる機会を得るのだと思います。
しかもそれは、自らが能動的かつ継続的に行っている場合にのみ、訪れてくるもので、
残念ながら、向こうから親切に近寄ってくるものではないのです。
○「PHOTO(仮)」企画参加者募集中!!
4つの単語から、新たな創造を!!
PHOTO(仮)
皆様の参加を心からお持ちしています。
Sha-gaku vol.7 Act-2
2014年3月1日(土)- 3月30日(日)
13:00~19:00、月曜日休廊
13:00~19:00、月曜日休廊
入場料 ¥300(会期中何度も鑑賞出来るパスポート制)
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