2014年3月23日日曜日

統一感・・・、でもまとまりの無い話

グループ展というと、出展している人が皆知り合いや友人であったり、サークルといった団体そのものの場合が多いように思います。その為、ある意味統一感は欠かせないものとして行われ、実際見る側もそんな印象を受けるものです。

言葉は悪いですが、平坦で平凡、予定調和の中で行われている感がするとも言え、出展している人そのものが浮かび上がってこない、そんな場に感じられます。もちろん、出展者自身を知っている場合を除き、その印象は作品から想像するわけですから、見る側はいかようにでも取れますし、果たしてそれがその通りかどうかは分かりません。

あるいは、ある企画の中でグループ展として行われる場合も、ある程度想定された枠がありますので、その中でいかに出展者個々が独自に主張出来るかがキーポイントになってきます。企画する側、見る側それぞれが、多種多様性を求め、求められているわけです。

一方、個展というものは、制限や束縛は無いものと思いますので、自分の考えの中で全て行われれば良く、そこに統一感を求めたりする必要はありません。それこそ、好きなようにすれば良いのだと思います。もっとも、言いたいこと、やりたいことがいくつもあることはあまり無いので、それなりの世界が拡がることで、自然と統一感が現れてくるものなのです。

いずれにせよ、統一感というものは、そこに現れてくる内容によって、良くも悪くもどちらにでも感じられるということです。

ただ、多くの美術展は、非日常の世界、もしくは日常の世界に起こるさまざまな事象を自分の視点を通し、具体化したものを発表する場であるわけですから、見る側もありきたりのまとまりを見たいとは思っていません。
僕自身もやはりその辺りを一番の注意点として、写真展を行ってきているつもりなのですが、まだまだ力不足感は否めません。

まだまだ、試行錯誤を繰り返し、失敗の経験を増やしていくしかないのかな。

失敗したくないのなら、何もしなければいいだけだからね。




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4つの単語から、新たな創造を!!
PHOTO(仮)

皆様の参加を心からお持ちしています。




Sha-gaku vol.7 Act-2
201431日(土)- 330日(日) 
13001900、月曜日休廊
入場料 ¥300(会期中何度も鑑賞出来るパスポート制)


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