2014年1月27日月曜日

しゃべりすぎ

しゃべりすぎに注意。何も話さない方がいい。

昨日の新聞の占いに書いてあった言葉です。思い当たるふしがあるかもしれないし、昨今、失言問題で火の粉を浴びている人もたくさんいますから、少しは気をつけないといけないか、ぐらいに見ていました。

昔から「沈黙は金」と言われるように、特に日本人においてはその行為自体が謙虚で、しかも大人としての対応のように考えられていたように思います。もちろん他人を誹謗中傷したり、立場的に言っちゃいけないことを口に出すことは当然のようにいけないことだと思います。

それでも、この地に来てからは、少し言わな過ぎじゃないのと感じることがあります。もっと自分の考えを表に出して、建前ではない自分の言葉で話して欲しいなと思える時がままあるってことです。日本人の中でも東北人は、それでなくとも我慢強い、粘り強い、口が重いと言われますから、そういうものなのかとも思いますが、ネット上に溢れている匿名の罵詈雑言を見るにつけ(もちろん東北人だけのことを言っているのではありません)、やはり何か違うなと思うわけです。

僕は、基本的に話さなければ、人は分かりあえないものだと思っています。その為に言葉はあるのだろうし、仮に表情や態度だけでその人の考えや感情が明確に分かってしまうのなら、とても怖いなと思います。また、肝心なところで上手く話せない、言葉足らずで誤解されてしまう、そんなことは誰にでもありますので、重要なのはそこに真意があるかってことなのですが、大概は言葉尻だけを捉えられてしまったり、自分の理解を越えていることに関しては耳も貸さないような経験をすることになります。そうすると、話すこと自体怖くなってしまい、余計なことは話さない方が良いと思うようになります。

でも、それじゃ何も変わらない、ここから前にも進まないのではと。

そして、おそらくアート足るものは、言葉だけでは通じ合えない何ものかを補完しうる役割を担っているのだと考えています。それゆえに、言葉との相互補完たるアートは、むしろ東北人にこそ向いている表現なんじゃないかと思うのです。

さて、多くの人にそんな浮世話を聞いてもらうには、
やっぱり、しゃべりすぎるくらいじゃないといけないのです。
誤解を恐れずにね。



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