2013年2月3日日曜日

いつも通過点にしか過ぎないのです。


昨日から一転して、昨夜未明からの強い風が残り、一層寒さを感じます。
止められていた自転車は、突風で倒され、歩道で転がっていたりと、今日は外を歩くにも気をつけないといけませんね。

ギャラリーは、テレビ出演の反響も感じず、穏やかで静かな時間が流れています。週末はややお客様の数も増え、と言っても同時に来られる方は少ないので、全く自分のペースで観ていただけます。グループ展というと、お知り合いの場合は、目当ての出展者のものを先ず観る傾向はあるのですが、まぁそれでも良いのだと思っています。

特に意識して並びを考えているわけでもないですから、それから、ゆっくりと他の作品を観てもらえれば良いのです。なので、奥の部屋へ直接入ってから、入口へと戻ってくるのだって構いません。観る側も自由だってことです。順路と書いた表示もありませんしね。

でも、これが個展となるとちょっと違ってきます。やはり観る順番は大事になってきます。特に、あるテーマやコンセプトを持ったものであればある程、その傾向は強くなります。もちろんどんなものにでもテーマは無くちゃ困るんですけどね。

そういう風にお客様に仕向けることも、見せる側の配慮なんですね。ただ、展示して、何となく観てもらえれば良いなんて、あり得ないのです。時に、お客様はそんな意図的な配慮に気付きながらも、それを楽しむがごとく、作家の世界へと入り込んでいかれたりします。そこには、ある程度の慣れや経験が必要になってくるわけですが、よりアートへの深みを楽しめることになります。

表現者にとっても、個展をすることが本当の意味で、自分自身や表そうとしている世界の楽しさや深さを知る機会なのだと思っています。

しかも、それは、いつも通過点にしか過ぎないのです。



Hope for tomorrow 写真展 “Chapter-2”

2013119日(土)- 211日(月・祝日)                              
13001900、月曜日休廊(最終日は除く)
入場料 \300(期間中何度でも入場出来るパスポート制)

0 件のコメント:

コメントを投稿