展示準備期間中に何本か観た映画のひとつです。
日本では2010年公開のフランス映画「オーケストラ!」です。公開当時から評判が高く、見たいなと思いつつも、忘れてしまっていたのですが、ふとしたことで思い出し、レンタルして来ました。あらすじや批評はいろいろなところで書かれていますから、そこに言及はしませんが、一言で言うと、この映画の良さはラスト12分に集約されています。
映画や演劇ではラストが大事なことは誰にも分かることですし、最初からラストシーンを決めて制作しているものもあるくらいですから、そこまでの展開がとても重要になります。適度な緊張と笑いの要素も交え、現実的な悲哀もあり、登場する人物が抱え込んでいる困難や思いをさりげなくそしてドタバタと表わしていることに好感が持てます。
クラシックを普段聞かない僕でも充分にその素晴らしさを堪能出来た映画でした。夢のような話ですが、2つの実話がベースになっているとも言います。また、何かに突き動かされる瞬間やタイミングは誰しも経験があると思うのですが、その部分って僕がもっとも求めているところなんだなぁと思わせてくれました。
敢えてここには書きませんが、監督のプロダクション・ノートに書いている言葉がまた感動的です。公式サイトがまだ残っているようですから、気になった方はこちらを。
http://orchestra.gaga.ne.jp/#
それにしても、人気ヴァイオリニスト、ジェケ役のメラニー・ロランは美しさだけでなく、感情表現の巧みさを併せ持っているとても良い女優です。ほれぼれとしてしまいますね。
さてと、今日から先行して開幕するGallery Selection 2011
こちらもうまくハーモニーが奏でられていると思っていますので、是非ともご高覧を!
○Gallery Selection 2011
Scene-1 2011年12月3日(土)- 12月25日(日)
13:00-19:00(25日は17:00まで)、月曜日休み
Scene-2 2011年12月27日(火)- 2012年1月22日(日)
13:00-19:00、月曜日、12/31-1/4 休み
入場料 ¥300 期間中何度でも入場出来るパスポート制です。
http://kalos-gallery.com/exhibition/next_exhibition.html
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